20091011_01フジヤマ、スシ、ニンジャ、サムライなど、外国人も知っている日本の言葉。日本の伝統や、歴史、文化などを表現している言葉だ。しかし、国内で日本人として生活していると、改めてそれらを意識することは少ないのではないだろうか?海外から輸入されたモノや文化を身近に感じてしまうことのほうが多いのではないだろうか?

現在大ヒット公開中の映画、『カムイ外伝』は、そんな私達にカッコイイ日本の“忍者”の姿を見せつけてくれている。階級社会の最下層で生まれたカムイが強くたくましく生きる姿に勇気と希望をもらった人は少なくないはずだ。

そこで、忍者に興味を持った方にオススメなのが、三重県伊賀市にある「伊賀流忍者店」。その名のとおり伊賀の忍者専門店だ。

店長の福永さんは、もともとアパレル会社に勤めていたが、平成14年に伊賀忍者のキャラクターTシャツを販売したことがきっかけで、お客様の要望に答えていくうちに、数々の忍者の衣装やグッズを扱うようになったのだとか。商品は大人から子供のサイズまで揃えた忍者や、くノ一の衣装、さらに足袋やスニーカーなどもあり、頭のてっぺんから足の先まで忍者になることができる。他にも手裏剣や、苦無、刀、刀掛け台、鎖鎌などの忍具に、Tシャツ、キャップ、アクセサリーまで、ありとあらゆる忍者グッズが揃っている。これらの商品は、インターネットでも販売されており、国内だけでなく、アメリカ、台湾、イタリア、フランス、カナダなど、海外からも注文があるそうだ。
もちろん、映画「カムイ外伝」(松山ケンイチ)モデルの『模造刀』や、『クナイ皮ひも』など、カムイグッズも絶賛発売中。
また、ある人気タレントが、「伊賀流忍者店」のくノ一の装束をDVDで着用していたこともあるという。

20091011_02定番の人気商品は、子供用の忍者の衣装と、苦無(クナイ)。苦無は本来、壁を削ったり、穴を掘ったりする為の忍具だが、大人気漫画「NARUTO 〜ナルト〜」の影響で、 子供たちの間では、敵と戦う武器(おもちゃ)として人気があるそうだ。

それでは、「一体どんな時に忍者の衣装を着るの?」と気になるところだが、日本だけでなく、海外でも人気の高いアニメや漫画のコスプレイベントや、ご当地キャラクターの登場するイベントなど。ご当地のキャラクターといえば、その地域の戦国武将などをモチーフにしているケースが多く、イベントの名脇役として欠かせないのが忍者だ。
また、伊賀市では、毎年4月1日からGWにかけて「伊賀上野NINJAフェスタ」を開催しており、同市の観光課で忍者グッズの貸し出しを行っている。金額は500円〜700円程度で、開催期間中は毎回8000〜10000名以上の利用者がおり、大人も、子供も、ペットたちまでもが忍者姿になり街中に溢れるとのこと。忍者姿のまま、普通に買い物や、飲食をしているというのだから驚きだが、これなら忍者初心者もすんなり溶け込めそうだ。

これからの季節のイベントといえば、ハロウィン。近頃では英会話教室に通う子供たちも多いが、教室で開かれるハロウィンパーティーの仮装の中でも子供たちの忍者姿は外国人の先生方に人気があるそうだ。
子供たちに負けてはいられない―。大人達も、ありきたりな年末年始の飲み会の席を忍者の衣装で盛り上げてみるのはいかがだろうか?

伊賀流忍者店
http://www.rakuten.co.jp/ninja/

(Written by 石川陽那)

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