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三重県の名張市といえば、隣接する伊賀上野と同じく忍者の里。古来、上級忍者の拠点があったことも知られており、今でも伊賀忍者の技・術・道具などの展示施設もある。
そんな名張の観光名所である赤目四十八滝の入り口、サンショウウオセンター前では、その忍者をかたどった人形焼きが売られていて、名物として評判になっている。その名は『へこきまんじゅう』。

なんとも脱力なその名前。そもそも、なぜ『へこき』なのか?その理由はとても簡単。生地がさつまいもをベースにして作られていて、食べるとおならを誘発するからだ。
20091025_02その生地はさつまいもの風味をそのままでカステラにしたような感じで、スイートポテトのような、それでいてもっと柔らかいフワフワとした独特の食感で、あつあつでもさめても美味しい。味は様々なものがあって、シンプルな生地のみのカステラのようなものから、つぶあん、こしあん、抹茶といったまんじゅうの定番の具、さらにはチーズやリンゴやいちごなどといった変わり種まである。忍者のごとく変幻自在だ。
忍者の形をしている理由は、もちろん名張が忍者の里だから。この忍者はキャラクターにもなっており、名前は忍者福笑門(ふくえもん)という。

その独特の名前とおいしさもあって評判も上々で、赤目の滝の販売店舗では常にお客さんがいて、人の多い時間帯には行列が出来ることも。さらに、県内外のショッピングセンターやイベントなどでも出店を出して販売を行っており、そこでも評判もよく引っ張りだこなのだという。名張の赤目の滝までは行けないファンもここぞとばかりに詰めかけてくるそうだ。
面白くて、美味しくて、食物繊維も豊富で健康にもいい。まさに、笑顔をもたらす名物忍者なのだ。

忍者福笑門ホームページ
http://www.e-net.or.jp/user/agvh/sub16.htm
値段はノーマルなへこきまんじゅうが150円、その他の具入りが210円。

(Written by 青山鉄平)

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