那須高原にある「パン・アキモト」は、遠く茶臼岳に雪をいただくパン屋。60年以上にわたり地域密着のパン屋を営んでいるが、ここには世界的に有名なパンがある。それが、「パンの缶詰」。
2009年、世界で話題となったスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げ。日本人宇宙飛行士、若田光一さんが乗ったこの飛行にも那須塩原市東小屋の「パン・アキモト」の主力商品「パンの缶詰」は採用されていた。その名も「スペース ブレッド」だ。
2009年、世界で話題となったスペースシャトル・ディスカバリーの打ち上げ。日本人宇宙飛行士、若田光一さんが乗ったこの飛行にも那須塩原市東小屋の「パン・アキモト」の主力商品「パンの缶詰」は採用されていた。その名も「スペース ブレッド」だ。
きっかけは、あの阪神大震災までさかのぼる。大震災の惨状をテレビで見ていた当時営業部主任の秋元さん(現代表取締役)は何かできないかと被災地までパン2000個を配りに行った。
被災者には喜ばれた。しかし、防腐剤を使わない自社のパンにはカビが生えてしまい長期保存ができない。せっかくのパンも廃棄しなくてはならなかった。
保存が出来るパン、なおかつ被災地でも焼きたてのようなパンを味わって欲しい。秋元さんはそんなパンが必要だと痛感。試行錯誤の末に1996年に長期保存が可能なパンの缶詰が完成。その後、日本、米国、中国などで製法の特許も取得した。
2004年には新潟県中越地震の際にも被災地に缶詰を送られ被災者たちを勇気づけた。
このパンが転機を迎えたのは2001年6月のこと。
実は日本人宇宙飛行士、若田光一さんと創業者の秋元健二氏(故人)は元JAL時代の整備士と無線士で、若田さんの活動を応援していた。その縁から若田さんにパンの缶詰を気に入ってもらい、厳しいNASAの検査基準に何度も挑戦し、とうとうNASAからパンの缶詰について「製品安全確認」の知らせが届いた。
3カ月の宇宙滞在に挑む若田さんがパンの缶詰を食糧として持ち込む食品。何度かパンを若田さんに試食してもらうながらも、今回も試行錯誤の連続だった。
年明けには若田さんから秋元さんに「宇宙で食べるのを楽しみにしています」というメールも来たという。
ちなみに一般客からの人気商品は、栃木県限定ブルーベリーパン。どんな状況下でも変わらない味を味わってみてはいかがだろうか。
株式会社 パン・アキモト
住所:栃木県那須塩原市東小屋295−4
TEL:0287-65-335
被災者には喜ばれた。しかし、防腐剤を使わない自社のパンにはカビが生えてしまい長期保存ができない。せっかくのパンも廃棄しなくてはならなかった。
保存が出来るパン、なおかつ被災地でも焼きたてのようなパンを味わって欲しい。秋元さんはそんなパンが必要だと痛感。試行錯誤の末に1996年に長期保存が可能なパンの缶詰が完成。その後、日本、米国、中国などで製法の特許も取得した。
2004年には新潟県中越地震の際にも被災地に缶詰を送られ被災者たちを勇気づけた。
このパンが転機を迎えたのは2001年6月のこと。
実は日本人宇宙飛行士、若田光一さんと創業者の秋元健二氏(故人)は元JAL時代の整備士と無線士で、若田さんの活動を応援していた。その縁から若田さんにパンの缶詰を気に入ってもらい、厳しいNASAの検査基準に何度も挑戦し、とうとうNASAからパンの缶詰について「製品安全確認」の知らせが届いた。
3カ月の宇宙滞在に挑む若田さんがパンの缶詰を食糧として持ち込む食品。何度かパンを若田さんに試食してもらうながらも、今回も試行錯誤の連続だった。
年明けには若田さんから秋元さんに「宇宙で食べるのを楽しみにしています」というメールも来たという。
ちなみに一般客からの人気商品は、栃木県限定ブルーベリーパン。どんな状況下でも変わらない味を味わってみてはいかがだろうか。
株式会社 パン・アキモト
住所:栃木県那須塩原市東小屋295−4
TEL:0287-65-335