20091112_11

09年9月、厚生労働省は全国の100歳以上の高齢者数が初めて4万人を超えた、と発表しました。前年は約3万6000人なので、前年比で約4000人も増えたことになります。ちなみに、この4万人のうち86.5%の約3万5000人が女性だそうです。

さて、人間ではありませんが、私たちの生活に身近なモノで、今年めでたく誕生100周年を迎えた物があります。それは「段ボール」。あらゆる場面で活躍する、何かと便利な存在の段ボールですが、一体どのようにして生まれたのでしょうか。

◆帽子の緩衝材だった
段ボールの原型になったと言われているものは、なんと「シルクハットの緩衝材」。1856年、イギリスでシルクハットの汗止め用の内側素材として、波形の紙が特許登録されました。その約10年後、今度はアメリカにて波形の紙の“しわ伸び”を防ぐために、平らな紙を貼り付けた片面の段ボールが誕生しました。

その後、両面の段ボールも誕生し、やがて日本にも流通してきます。そして1909年、井上貞治郎氏が日本で初めて波形の紙の製造に成功し、これを「段ボール」と名付けました。

日本では、戦争中に物資を運ぶのに段ボールの箱を使っていたことから、便利さが認識されるようになり、主に戦後から需要が高まりました。現在では、段ボールの年間生産量がアメリカ、中国に続いて世界で第3位となっており、世界有数の段ボール大国となりました。

◆薄くなってきている
人間が年を重ねて薄くなるものといえば“髪の毛”ですが、実は段ボール自身も近年になって薄くなってきています。これまで日本で使われる段ボールは、厚さ5ミリが主流でしたが、近年は欧米で主流の4ミリ型が増えています。わずか1ミリ違うだけでも、箱全体の重さを考えると軽量化が図れて、当然コストも安くなります。薄くなると強度が落ちるのでは?と心配してしまいますが、波形の数は逆に増えるため、強度はほとんど変わらないそうです。

最近では、安全性から家具の素材としても注目を集めている段ボール。これからも様々な用途に使われることが期待されています。

(Photo by Tabbymom Jen

【Nicheee!編集部のイチオシ記事】
この秋、九州のB級グルメ初代ナンバーワンが決まる!
よく見かける“コレ!!”のヒミツ!?
日本最恐のバンジージャンプ
「ハンサムらーめん」 ハンサムの真相に迫る
ウェディングケーキはもう伸びないのか