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今年は寅年、初詣はもう行きましたか?
奈良県には今年の干支、「寅」がたくさん居るお寺があります。
そのお寺は、世界遺産の法隆寺斑鳩町の隣町、奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)にある「信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)」というお寺。
平群町は大部分を畑や山林で占め、古墳や史跡、社寺仏閣などが点在する自然と歴史豊かな町です。

「信貴山朝護孫子寺」の敷地はとても広く「千手院」「成福院」「玉蔵院」の3つの院から成る神仏習合のお寺で、ご本尊には毘沙門天様が祀られているのですが、信貴山は日本で最初に毘沙門天が現れた場所と言い伝えられています。
今から1400年余り前に、聖徳太子が討伐に向かう途中に必勝祈願をしたところ、毘沙門天が現れ、必勝の法を授かりました。その日が奇しくも寅年、寅日、寅の刻であったことから、寅の日は聖徳太子にあやかって良い事がある、ということで福が授かる「福寅」と呼ばれてきました。

境内の入り口には6メートルにもなる張子の「世界一の福寅」が設置されており、電動で首が動く仕掛けになっています。その大きな福寅の隣には千両箱を抱えた中寅も。
橋の欄干にも寅のレリーフが飾られており、広い境内にはあちこちに寅の石仏が置かれ、帰り道の参道には60メートルにもなる寅の胎内巡りなどなど、寅づくしのお寺となっています。これらの殆どは信者の方からの奉納なのだとか……。

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ちなみに、こちらのお寺は「寅」ということで阪神タイガースファンにも親しまれており、毎年、監督や選手も必勝祈願のお参りに来るといいます。
今年は12年に一度の寅年で、1年にわたり「寅年記念大法会」として様々な行事が行われ、平城遷都1300年祭とも重なっているため、1月1日から「平城遷都1300年祭オープニングイベントin白虎」として、ゆく年くる年カウントダウンやゆるキャラ新年大集合などのイベントが目白押しでした。
初詣がまだの方、寅づくしのお寺を楽しんでみてはいかがですか?

信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺
奈良県生駒郡平群町信貴山
電話:0745-72-2277

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