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冬の幸せといえば、なんといっても温かい鍋とこたつで食べるみかん。
その両方を味わえる料理が、瀬戸内海に浮かぶ山口県周防大島の新郷土料理『みかん鍋』だ。
いったいなぜ鍋にみかんなのか?その理由は実にシンプル。周防大島は山口県みかん生産量の80%を占める「みかんの島」として地元でも知られており、そのみかんと、新鮮な瀬戸内海の魚介を組み合わせて何か新しい郷土料理ができないかと考案されたのが、このみかん鍋なのである。

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みかん鍋はその名前の通り、鍋にみかんを浮かべた、柑橘の風味豊かな鍋だ。だが、ただみかんを浮かべるだけでなく、みかんの皮を練り込んだ地魚のつみれや、みかんジュースで練ったみかん白玉、さらに、ピリリと辛いみかん胡椒など、まさにみかんづくしの一品となっている。
周防大島の定義では
其の一 体に優しい橘皮が香る「鍋奉行御用達」の焼きみかん
其の二 爽やかな柑橘の香りを練り込んだ地魚のつみれ
其の三 薬味としてピリリと辛いみかん胡椒
其の四 お鍋の最後はふわふわメレンゲによるみかん雑炊
とされている程である。(周防大島ドットコムより)

みかん鍋の最大の秘訣は、みかんをそのまま鍋に浮かべるのではなく、オーブン等で加熱した焼きみかんを使うこと。これによって油分を飛ばして、果皮のえぐみを抑えるのだ。

20100129_04しかしこのみかん鍋、単なるインパクト勝負の出オチ料理ではない。「みかん」だから意外な感じがするが、「ゆず」や「かぼす」、「すだち」など鍋料理と柑橘類の組み合わせは珍しい物ではない。実際、風味付けと魚の生臭さなどを緩和してくれる効果もある。ただ闇雲に組み合わせた物でもないのだ。
実際に食べた人も最初は面白がっていたものの、その味にさらに虜になる人も多いという。もちろんみかんそのものの持つ美肌効果や風邪の予防、漢方にも使われるというみかんの皮のパワーで健康にもバッチリ。
そして、鍋のシメには、メレンゲを入れた「みかん雑炊」。ふわふわのメレンゲを入れると熱さが緩和され、とろけるような口あたりに。ふわふわの口当たりに和風だしの味が病みつきになるとか。

そんなみかん鍋を食べられる店は周防大島に13店舗あるが、自宅でも楽しめるようにみかん鍋セットのオンライン販売も行っている。
この冬は、一風変わったみかん鍋を楽しんでみてはどうだろう?

周防大島ドットコム みかん鍋のページ
http://www.suouoshima.com/syokuji/mikan_nabe.html

(Written by 青山鉄平)

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