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私たちが食事をした後などに使う「つまようじ」の日本一の産地は、大阪府南部の河内長野市にある広栄社だ。1917年(大正6年)に創業して以来、一貫してつまようじの生産を続けている。現在、安い中国製に押されてはいるものの、年間約7億本を生産している。

つまようじといえば「丸い」と、ほとんどの人は思っているはず。しかし、広栄社が販売するつまようじは、二等辺三角形の三角ようじで、実はこの形のほうが歯間部にピッタリはまり、歯ぐきを刺激しながら汚れを除去するのに適している。日本で流通しているのは、安いコストで製造される丸い中国産がほとんどだが、丸いつまようじは実は料理などを刺すのに使うもので、歯に使うと歯ぐきを痛めるという。欧米をはじめ世界中では、三角ようじが主流なのだ。

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もともとつまようじは、旧石器時代のネアンデルタール人が最初に使い始めたという説がある。仏教ではブッダが歯木を弟子たちに勧めたとして、中世のヨーロッパでは貴族の装飾品として、さらに日本の浮世絵などにも登場しているほど、歴史はかなり古い。あぶらとり紙で有名な京都の「よーじや」も楊枝屋だった。広栄社は、いち早くつまようじの機械生産を研究開発、実現し、キシリトールの原料でもあるシラカバを用いて、世界中にシェアを広げた。

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歯間ようじのほか、歯ぐきをマッサージするブラシ、舌の汚れを取って口臭を防ぐブラシなど約20種類を販売している。歯間ようじは高級料亭「なだ万」「チャンコダイニング若」などでも使われている。併設されている資料室では、つまようじができるまでの過程や歴史、珍しいつまようじや世界中のつまようじ、関連文献などが見学できる。

最後に「歯磨きは食後より朝一番がいい」と、広栄社の3代目、稲葉修社長にうかがった。虫歯の原因となるミュータンス菌が、寝ている間に口の中に溜まるからだという。歯や口の健康について、目からうろこが落ちる話がとても多かった。

「つまようじ資料室」
〒586-0037 大阪府河内長野市上原町885 (株)広栄社内
TEL:0721-52-2901
http://www.cleardent.co.jp/
【開館情報】毎週土曜日 AM10:00〜12:00 / PM1:00〜4:00 無料

(Written by Aki Shikama)

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