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2010年。クラシック音楽の世界で最も注目を浴びるに違いない作曲家といえば、それは間違いなくフレデリック・ショパンでしょう。
何をかくそう今年は、ショパンの生誕200周年。別名「ショパン・イヤー」なのです。

 

フレデリック・ショパンは、ちょうど今から200年前の1810年、この世に生をうけたポーランド出身の作曲家。 そして、ショパンといえば、ピアノです。

世界のピアノコンクールの頂点ともいうべき「ショパン国際ピアノコンクール」が、彼の名前をかかげていることからもわかるとおり、ピアノ曲の分野においてはこのショパンこそが、世界中の誰しもが認める第一人者といって間違いありません。

「子犬のワルツ」「別れの曲」などをはじめとする数々の名曲を世に送り出した彼は、「ピアノの詩人」などの名前で呼ばれ、いまだ全世界の人々から愛され続けています。

実際、熱心なクラシック・ファンならずとも、ショパンのピアノ曲は誰しもが一度はきっと耳にしたことがあるはず。たとえば、某胃腸薬のCMでおなじみのピアノ曲、実はショパン作曲の「前奏曲第7番イ長調」なのです。ご存知でしたか?

 全世界的にショパンという作曲家への盛り上がりが期待できそうな2010年ですが、その兆しはもちろん、日本にもあります。

 毎年、東京国際フォーラムで開催されている大規模なクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭」の2010年のメインテーマは、「ショパンの宇宙」。

 ラ・フォル・ジュルネとは、そもそも1995年にフランスで始まったクラシック界の常識を覆した音楽祭で、今では世界各地に広がっています。

日本では2005年より、毎年ゴールデンウィークの時期に開催されており、会期中は朝から晩まで同時併行的に様々な会場で演奏が行われ、1公演45分、一流の演奏が低料金で聴け、様々な無料プログラムも用意されています。

普段は気軽に楽しむことがむずかしい一流のクラシック演奏を、赤ちゃんからクラシック・ファンまで老若男女誰もが存分に楽しむことができる、まさにいまだかつてないクラシックのお祭りがこのラ・フォル・ジュルネなのです。

今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでは、ショパンの作品を網羅するほか、ショパンが敬愛した作曲家(ヘンデル、モーツァルト)らの作品の演奏や、ショパンが聴いた演奏会・ショパンが出演した演奏会の再現などの催しが予定されています。

なお、このショパンをテーマとしたラ・フォル・ジュルネは、今年、東京国際フォーラムだけでなく、金沢、新潟、そして滋賀県のびわ湖でも行なわれます。

ラ・フォル・ジュルネ金沢のテーマは「ショパン、ジェネラシオン1810」
ラ・フォル・ジュルネ新潟のテーマは「ショパンとバロック」
ラ・フォル・ジュルネびわ湖のテーマは「ショパンとモーツァルト」

いずれもゴールデンウィークの時期に開催されます。

2010年のショパン・イヤー。「ラ・フォル・ジュルネ」などのイベントやコンサートで、ピアノの詩人・ショパンが残した美しい名曲の数々に触れてみるのも悪くはないはずです。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2010詳細
テーマ:ショパンの宇宙
開催期間:4月28日〜5月4日(火)
会場:東京国際フォーラムほかチケット一般発売:4月3日(土)より。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2010公式サイト:http://www.lfj.jp
ラ・フォル・ジュルネ金沢公式サイト:http://lfjk.jp/index.html
ラ・フォル・ジュルネ新潟公式サイト:http://lfjn.jp/
ラ・フォル・ジュルネびわ湖公式サイト:http://lfjb.biwako-hall.or.jp/



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(Written by 田下愛)