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今、カキ(牡蠣)が最も美味しい時期。プリプリっとしたカキの身と食感がたまらない。このカキの名産地といえば、広島、宮城・三陸、三重・志摩、長崎・佐世保などが知られる。その中で、岡山県東部・備前市の日生(ひなせ)も、実はカキで有名だ。2月28日、毎年恒例の「ひなせかき祭り」が開催されると聞いて、大阪から行ってみた。

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車を走らせること約2時間、祭り会場の「五味の市しおじ」に向かうため、山陽自動車道赤穂ICを降り、国道250号線を西に向かおうとしたら、朝10時の時点で、すでに道は大渋滞。岡山だけでなく、神戸や姫路、大阪、京都などの県外ナンバーの車もかなり多く、観光バスまでたくさんあった。1時間経ってもほとんど車の列が進まないため、遠く離れた駐車場に停めて歩くことに。途中、JR日生駅前桟橋から会場までは、無料のシャトル船を利用した。

20100316_03会場に着くと、ものすごい人・人・人の熱気に包まれていた。カキの無料配布に並ぶ長蛇の列、両手に殻つきのカキを袋いっぱい持って帰る老夫婦、焼きカキの食べ放題にチャレンジする子ども連れの家族・・・そして、たくさんの販売ブースがズラリと並んでいた。
定番の「カキ汁」「カキフライ」「カキめし」をはじめ、「カキの焼きバター炒め」「カキ雑炊」「カキラーメン」から、名物のカキ入りお好み焼き「カキオコ」まで、どの販売ブースもすごい列、想像以上で圧倒された。

日生のカキを初めて食べたが、とにかく1個あたりの身が大きいので、ボリュームがある。1つでとても満足できるのがすばらしい。
カキフライでもカキ汁でも焼きカキでも、どの料理でも合うカキだ。特に日生名物というカキオコは、通常のお好み焼きよりも卵が多めでキャベツが少なく、カキの味がより引き出されており、とにかく絶品だった。
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ここ日生では、3月から4月ごろまで美味しいカキが楽しめるという。ぜひとも足を運ぶ価値がある、と言いきれるほどおすすめだ。

日生町漁業協同組合
http://www.hinase.net/

(Written by Aki Shikama)

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