20100410_01

「自分の作品を多くの人に見て欲しいけれど、貸ギャラリーは使用料が高くて二の足を踏んでしまう」・・・芸術家やその卵たちの多くが抱える煩悶に目を向けたのが大阪のトランク出版。それならば彼らが手軽に作品を発表できる場を立ち上げようと、この春フリーマガジン「サンデー・アート・ミュージアム(SAM・サム)」を創刊した。

SAMがすごいのは「芸術家参加型情報誌」として絵画に写真、書道、立体造形まで編集部に投稿した芸術作品はすべて無料で掲載してもらえるというところ。プロ、アマチュアを問わず申し込み可能。A4版カラーの美しい冊子を舞台にして、思いを込めた芸術作品を世に知らしめることができる。SAMをきっかけに合同で展覧会を開催したり、誌面を通しての作品販売という発展も期待できるのだ。

もちろん読み手にとっても楽しいマガジンで、個性豊かな作品群が拝めるだけでなく、たとえば創刊号なら中国北京の芸術村を探訪したルポルタージュ記事など興味深い読み物が目に飛び込んでくる。イベント情報や作者の活動状況など芸術に関する話題を広く盛り込んでいく方針だとか。作品紹介プラスアルファの姿勢で、奥行きがあり完成度の高い誌面を作り上げていく。

年4回発行予定で、今年いっぱいはフリーマガジンとして無料で配布するSAM。次号の夏号に掲載する作品をただいま募集している(6月末締め切り)。配布先は今のところ画廊や医療施設が中心だが今後さらに増やしていくそうだ。

創る人も見る人も大注目のニューフェイスマガジン。未来の偉大なアーティストに出会えるかもしれない!

(Written by mikinosuke)

株式会社トランク出版
大阪市北区東天満2-2-7
06-6357-0471
http://www.sowajyoho.jp/sam/

【Nicheee!編集部のイチオシ記事】
期間限定の岡山B級グルメ「カキオコ」って?
公開まで待ちきれない!ファンも踊る大捜査線
コンビニには絶対置いていない雑誌
芝職人 花岡が繰り広げる「芝生の輪」
バク転をマスターしたいあなたに!