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財宝を積んだ沈没船を見つけ出し、一躍大金持ちに。小さい頃一度は夢見た男のロマン・・・。そんな夢のような話を実現できる会社が、なんと日本にあった。

会社の名前は「株式会社RST」。企業情報をチェックして見ると、「海中に眠る歴史的遺産および文化財の引揚げ」を事業化するべく発足された株式会社RST。日本で唯一、歴史的遺物の引き揚げ(サルベージ)を行なう会社。

これだけでも男なら興奮を隠せないはず。さらにこの会社、沈没船から山のような金銀財宝を引揚げたことで有名な世界的水中考古学者・歴史家のロバート・F・マーク氏とタッグを組み、同氏の長年の経験に基づく知識や古文献や資料の精査および最新の海洋探査技術を駆使し、貴重な歴史的遺産や文化財の引揚げ(サルベージ)を行っているのだ。

20100609_02世界では沈没船引揚げのニュースも続々登場している。
2009年2月、260年前に沈没した海軍の戦艦「ビクトリー号」の残骸をアメリカの探偵会社が発見したというビッグニュースが流れた。船内には10億ドル(900億円)以上の価値のある金貨が残されている可能性があるという。さらに、2007年12月、中国では宋代(960〜1279年)の遠洋貨物とされている「南海一号」を引揚げたというニュースが、その搭載財宝推定額は約12兆とも言われ、その中に数多くの国宝級文化財も含まれていることが明らかになったのだ。

株式会社RSTは現在、引揚げ開始に向けた海中調査の最終段階を迎えているという。沈没船の所在がすでに確認されているアメリカフロリダ州沖、カリブ海域。アメリカがイギリスの植民地だった「大航海時代」に沈没し、金貨銀貨、美術工芸品など貴重な文化遺産を船中に抱えたまま海底に残されている可能性があるというのだ。
また、加えて近々、日本海域でも沈没船引揚げに向けて本格的な調査を開始するという。

日本でも現実味が帯びてきた沈没船引揚げ。
幼いころ夢見た男のロマン、もしかしたら現実になるかもしれない。


株式会社RST
http://rst-corp.jp/


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