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(Photo by AlbertTheBollix
自分自身が大学生のときはそれほどありがたみも感じられなかった「女子大生」というステータス。しかし大学生じゃなくなってから10年以上が経ち、女子大生(20歳以上の)と盃を酌み交わしていたあの日がどれだけ恵まれていたかを痛感している人も少なくないはずだ。

そんな栄光の日々を取り戻したい、でもそういうお店とかに行くのはちょっと…という人にうってつけなサービスが誕生した。それが女子大生宴会コンパニオン派遣サービス「飲みホス」だ。しかも運営会社の社長も女子大生。女子大生づくしのたのしいおまつりである。

「飲みホス」は、今年6月1日に正式オープン。リーズナブルな価格で女子大生を宴会に派遣できるという、実に単純明快なサービスだ。飲み会に来てくれる女子大生は現在約30名所属していて、これからも人数を増やしていくという。

「女の大学生っていうだけで、かわいいコが来るわけじゃないんでしょ?」と思ったワガママなあなたも無問題!「飲みホス」に所属している女子はミスコン出場者や読者モデルが多数揃っているのだ。

料金は1人/時間あたり4000円から。野郎4人の飲み会で1人2000円ずつ出せば、いつもとは違った華のある2時間を過ごせるということだ。

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こんなサービスを提供しているのは、自身も現在女子大生である松山佳代子さん。
水商売や性風俗産業で働く女性の地位向上や福利厚生の整備など、諸問題の解決のために会社設立した。さらに、株式会社ジャフコ、株式会社ネオトラディションが主催した第一回学生起業家育成コンテストにて審査員特別賞を受賞しているという。

そんな「女子大生兼社長」松山さんにお話を聞いてみた。

――業界が抱える問題の解決に貢献しようと考えたきっかけは?
私自らがコンパニオン・キャバクラ嬢・銀座のホステスを経験してみて、現場の素晴らしさと同時に、外からは見えない問題を知りました。お店のピンハネは日常茶飯事ですし、心を病んだ女の子も多くいました。私は生意気ですので(笑)、それらに腹がたって仕方がなかった。それならば自分で何か変えられないか、と。


――「コンパニオン女子大生」はどのように集めたの?
立ち上げた当初は自分の周りの友達から、少しずつクチコミで広げてもらいました。無償で協力してくれた彼女たちには本当に感謝しています。今は公式サイトもオープンしたので、もう少し大規模なプロモーション、特に今はTwitterやUstreamといったソーシャルメディアをどうにか利用できないかと考えています。

――就職はしないんですか?今後の展開は?
4月までは就職活動をしていました。内定をいただいた会社もありましたが、一生を水商売と寄り添って生きていくことを覚悟したからには集中するべき、と辞退しました。宴会コンパニオンの派遣は赤字が出ませんが、この事業だけで会社が大きくなるのは難しいですから、今後は夜の世界の女の子へのカウンセリングや就業支援、果ては金融教育などを手がけられればと考えています。

「飲みホス」 公式サイト
http://www.nomihosu.com/

社長 松山さんのブログ
http://ameblo.jp/mkayokom/


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