20100629_01

「LUNCH(ランチ)」と「CHARM(チャーム・魅力・チャーミング」を合わせて「ランチャーム」。これ、一体何のことかおわかりだろうか?
答えは、誰もが手にしたことのあるモノ。折り詰めのお寿司や、お弁当の片隅にそっとたたずむ、あの存在。とはいえ、なくてはならない重要な役割を担う…そう、醤油やソースの入った容器のことだ。


「ランチャーム」の生みの親は、株式会社旭創業。昭和29年に創業者がアイデアを出し、32年に開発されたそうだ。「ランチャーム」は商標登録されている。
デザインは、シンプルなビンの形や、ひょうたんの形をしたものから、お寿司には魚の形、トンカツにはブタ、など様々。人気があるのは定番の魚型とびん型だそう。さらに、高級感ただよう「金のランチャーム」も、慶事料理など華やかな祝いの席を演出し人気があるとのこと。
中身は、キッコーマン特選丸大豆醤油を使用。他にも「限定醸造醤油」や「刺身醤油」「甘口」など色々な種類があり、とことんこだわっている。

20100629_02

また、目の不自由な人にも、しょうゆとソースを識別しやすいよう点字の刻印入り容器を開発し販売している。点字の刻印はビール缶などにはあったが、しょうゆ、ソースの容器では当時(1998年)業界で初めての試みだった。

それでは気になる「ランチャーム」の製造工程もご紹介しよう。現在はすべて工場によるライン生産で、原料はポリエチレンを使用。
(1)ポリエチレンを溶かし、魚型、ブタ型などそれぞれの型の中空成型機に流し込む
(2)送風による冷却作業で容器が完成
(3)完成済みの容器に醤油やソースを針くらいの注入機を用い重
(4)フタ(ポリエチレン製・機械作業)をして完了
容器自体は1つにつき2〜3秒で完成。1時間で何千匹も魚やブタのランチャームが誕生している。

ランチタイムには、「ランチャーム」の話題で盛り上がってみるのはいかがだろうか?


「ランチャーム」の旭創業
http://www.asahi-so.co.jp

(Written by 石川陽那)


【Nicheee!編集部のイチオシ記事】
都内で最も多い郷土料理店は・・・?
近づく参院選 トイレットペーパーで啓発PR
足の皮ズルむけ!「ベビーフット」体験記
宮城 「みっくみく」なタクシー
「アクロバットホモ演芸」!? POWERBOMBに突撃取材