映像:沖縄タイムス提供
沖縄みやげといえば思い浮かぶのは何だろうか?紅芋菓子や「ちんすこう」などはもちろんだけれど、忘れちゃいけないのが沖縄特産のお酒!そう泡盛だ。
今年、沖縄の泡盛界に現れた新星が、今回ご紹介する「萌える泡盛 琉Q銘酒あわもえ」である。なにを隠そうこの商品は、沖縄では初となる「萌え」をテーマにした泡盛なのだ。

いったい、このかわいらしい「萌え」美少女は、どのようなコンセプトから誕生したのか?「あわもえ」開発元である請福酒造・清水さん、ちゅらプランニング・鶴田さんにお話を伺うことができた。
「萌え系のお酒は、泡盛業界ではどこも手を出していない禁断のアイテムではあったのですが、こういった遊び心をきっかけに、今まで泡盛に興味を持っていなかった方にも泡盛というお酒の裾野が広がればと思い企画しました」(清水さん)
「沖縄の泡盛の市場はここのところ縮小傾向にあります。歴史ある泡盛も何か新しい切り口で商品開発を行わなければならないと考えた中で、全国的に注目されている「萌え」にたどり着きました」(鶴田さん)
そして、「ただ、「萌え画」をラベルに配するだけでは、世界が浅くなってお客様にもお楽しみいただけないと思った」(鶴田さん)というところから、架空アニメーション、そして、公式サイトまで作り上げてしまうという、綿密なコンセプトが作られた。
「沖縄発の萌えキャラみたいなものが今のところ存在しないので、沖縄に『萌え』が合うかという実験も兼ねて世界感から作ってみました」(鶴田さん)
さらに、「もえちん」のオリジナルイメージソングも「琉Q!キュン×2」も制作された。歌っているのは、ヒューマンアカデミー那覇校に所属する魔女っ子ユニット・シャノワ―ルだ。
「那覇空港で発売記念のイベントとしてシャノワールのミニコンサートをやったのですが、写真撮影でかなりの行列ができました」(清水さん)
これらからわかるように、沖縄初の萌えキャラは、上々の評判と話題を呼んでいるようだ。
さらに、「泡盛は台湾でなかなか取り扱っていただけなかったようなのですが、「あわもえ」に関しては台湾のほうから問い合わせがありました。海外で日本のアニメや漫画が人気なこともあり、国際的な広がりも期待できそうです。」(鶴田さん)だという。
もしかすると、この「もえちん」、沖縄、そして泡盛の市場を盛り上げる救世主となるやも?
いや、ぜひなってほしいものだ。がんばれ、もえちん!
「琉Q伝説!もえちん」
http://www.moechin.com/
請福酒造
http://www.seifuku.co.jp/
(Written by 田下愛)
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