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大阪のシンボル・道頓堀川でこの秋、夢溢れる水質浄化プロジェクトがスタートの予定。

大阪の河川を美しくすることを目標に活動している「NPO法人 大阪・水かいどう808」ではイケチョウ貝が持つ水質浄化作用に注目し、貝を川に沈めることにした。イケチョウ貝は水中の窒素やリンを取り込んだ植物性プランクトンのケイソウなどを食べて大きくなることで、一日に約200リットルもの水をきれいにする性質を持っている。しかも貝殻に核を入れて沈めることで、真珠を作り出すことまでできるのだ。まさに生命の神秘だ。

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核を入れたイケチョウ貝は9月頃に道頓堀川に沈められる予定で、個数は約1000個(予定)となっており、現在貝のオーナーを募集している。
オーナーになると4年後に川から引き上げられたイケチョウ貝をプレゼントされ、貝の中には真珠が入っているというわけだ。真珠は色や形もさまざま。以前2003年にも実験的に100個が沈められていて、できた真珠はオーナーの方々がネックレスやイヤリング、ネクタイピンなどに加工して楽しまれているとか。
オーナーになる人に特に制限は設けていないが「貝を沈めて成長するまでの4年間を見守ることで、河川について考える機会を持ってもらいたい(事務局)」という水質浄化プロジェクトの主旨に賛同できることが条件。値段は貝一個7000円だが、生き物なので万が一途中で死んでしまうことも頭に入れておきたい。

自分が手に入れたイケチョウ貝が川を美しく整えていく。水都の輝きが再び甦る。なにより心の充実感が得られそうだ。
   
問合せ先
NPO法人「大阪・水かいどう808」
TEL:06-6924-2016 
URL:http://www.mizukaido808.com/


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