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8月に入り、短い日本の夏もいよいよ後半。海やプールもいいけれど、山間を駆け抜ける列車の旅はいかがだろうか?
南海電気鉄道の高野山駅では7月3日(土)から夏季限定で作務衣姿の駅員さんがお出迎えする。

作務衣とは僧侶が労働(作務)の際に着用するもので、霊場・高野山の風情をより一層味わうことができるのだ。


男性は、しもねず色(グレー系)、女性はわかくさ色(グリーン系)の作務衣を着用。
期間は平成22年7月3日(土)から9月26日(日)までの土・休日 (お盆の期間は8月13日(金)も)。
全国的にも珍しい作務衣姿は国内の観光客だけでなく海外からのお客様にも人気があり、記念撮影をお願いされることも 多いのだそう。

また、昭和5年に開通した極楽橋〜高野山駅間のケーブルカーは今年で80周年。橋本〜極楽橋駅間での「2300系ミュージアムトレイン」の 運行や、難波駅と極楽橋駅での「高野線全線開通80周年記念展」など様々な記念事業も実施している。

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◆展望デッキ付き車両「天空」
世界遺産である高野山のふもとまで走る、南海電鉄・高野線「こうや花鉄道」。標高差443mの急勾配の山間を上へ上へと走る列車「天空」は、大手私鉄では唯一の「展望デッキ」を設置。
森の冷気や鳥の鳴き声など、美しい自然を体感することができる。
また「ワンビュー座席」では眺望の良い路線の北側・西側に大型窓を採用し、紀の川や不動谷川など山間風景が一望できる。床面には木製床材が取り付けられており、座席や壁は、あたたかみのある木目調のデザイン。
車いすの固定スペースも設けられている。

女性のお客様からは「展望デッキから涼しい風が吹き込んで気持ち良かったです」「木の香りがする車内に癒されます」など、喜びの声が多く寄せられているそう。
また車内では、タオルやシールなどオリジナルグッズも販売しており、一番人気は「天空チョロQ」なのだとか。

この夏は、大自然を走る「天空」に乗って聖地・高野山へ。作務衣姿の駅員さんに会いに行くのはいかがだろうか?

(Written by 石川陽那)


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