
今回は、今までに300組以上の新郎新婦さまを撮影したという
ウェディングフォトグラファー、鈴木知佳子さんをご紹介したいと思います!

友人から一眼レフカメラを譲ってもらったのがきっかけでした。それまでもコンパクトカメラで撮影するのは好きだったんですが、一眼レフを手にしてからは、ファインダーを覗いた時に広がる美しい世界と、現像したフィルムを見た時の驚きがとても面白くて、どこへ行くにも一眼レフを持ち歩くようになったんです。その当時、アメリカの大学で映画学科を専攻していたのですが、完成するまでに長い時間と労力を必要とする映画とは対照的に、写真は一人でできて、すぐに作品が完成するというのも魅力でしたね。
−− なぜウェディングフォトグラファーに?
初めは、写真が好きというだけでどんな写真が撮りたいのか、どうやって仕事に繋げられるのかが全くわかりませんでした。なのでまずは、もっと知識と技術を身につけようと、都内の広告・雑誌撮影を手掛けるスタジオで働き始めたんです。そこでは、1からライトを作り、モデルさんがポーズを撮ってという流れだったのですが、続けていくうちに、そのような創られたものよりももっとLIVE感溢れる笑顔や美しさ、ときには涙も撮影できたらと思うようになりました。その理想に一番近かったのがウェディングフォトだったんですね。1ヶ月くらいの短い期間でどんどん入れ替わっていく雑誌や広告と違って、ウェディングフォトは一生大事にしてもらえるという点でもとてもやりがいを感じられるんじゃないかと思って、始めました。
−− 確かに、それは写真家として光栄なことでしょうね。“一生モノ”という事以外にフォトグラファーとしてのこだわりはありますか?
被写体はプロのモデルさんではなく、美しく幸せな瞬間を残したいという新郎新婦です。「自分がどんな写真を撮りたいのか?」ではなく「2人がどんな写真を求めているか?」ということを常に考えて撮影をしています。
撮影時のコミュニケーションを大事にしたり、ドレスのデザインや小物などからも2人の好みや人柄を感じ取るようにしているんです。
花嫁姿は、一生で一番輝いている時。花嫁さんがよりキレイに見える角度や構図にも気を配って撮影しています。
−− 一番感動したウェディングとかってありますか?
一番というのはないですね。毎回、新郎新婦さまに感情移入してしまい、2人の友人のような気持ちで結婚式に参加させてもらっています。いつも涙ぐみながら・・・(笑)
でも、1つ挙げるとしたら、難病の新婦さまに、それでも一緒にいたいとプロポーズをして結婚式を挙げたカップルです。会場にいるゲストのほとんどが涙していて、不思議に思っていたんですが、そういう理由があったみたいです。新郎さんの愛の大きさを感じました!!
−− うわっ。映画みたいですね。それは鈴木さんとしても大きな経験だったかと思いますが、その他にウェディングフォトを撮っていてよかった〜。と思えた印象的な出来事ってありますか?
なにより「ありがとう」と言ってもらえることです。
結婚式後にお手紙やプレゼントを頂いたり、家に招かれてお食事をご馳走になったりと、結婚式後にもお付き合いさせて頂くこともあるんです。写真を喜んで頂き大事にしてもらえる。それが一番、ウェディングフォトグラファーになってよかったと思える瞬間ですね。
あとは、ケンカした時などに、写真を見返して仲直りしてもらえたら嬉しいです!!(笑)
−− 逆に大変な事も多そうですね。
はい。挙式撮影というのは、ほとんどの会場に撮影制限があるのですが、祭壇上での撮影はNGというのはもちろんのこと、時には列席者と一緒に席に座ったまま撮影することもあるんです。会場も色々ありますし、明るさや光の入り方など毎回違う現場なので、できるだけいい写真を残せるように、大変というよりいつも必死ですね。
−− 今後の展望は?
私がどうこうという話ではないのですが、欧米と比べると日本でのウェディングフォトグラファーの位置づけってまだまだ低くて、新郎新婦さまもあまり写真を重要視していない方が多いように思います。打ち合わせでも写真を決めるのは一番最後。当日までどんなフォトグラファーが来るかわからないといった環境です。欧米のフォトグラファーがヴァージンロードに寝転がって撮影しているのを見ると、もっと日本の結婚式も自由に撮影できたらいいのになぁと思いますね。
−− それでは読者の方にメッセージをお願いします!
初めにもお話しましたが、結婚式は終わってしまっても、写真は手元にずっと残るもの。そして、フォトグラファーは1人1人センスも技術も異なります。もっともっと、どんなフォトグラファーに撮ってもらいたいか? こんな写真を撮りたい! など、写真に対して積極的になって頂けたら嬉しいです!
鈴木知佳子 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/chikafoto/
(Written by 沢岡ヒロキ)
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