大阪と京都を走る京阪電車で小さい頃からずっと気になる駅があった。大阪府寝屋川市にある「萱島(かやしま)駅」だ。
なぜかというと、駅の高架ホームから大きな「木」が飛び出しているのが見えるからだ。いつも大阪から京都に向かうのによく乗る電車でも特急が停車しないので通過してばかりだったが、ふと駅に降りてその木を見に行ってみた。
なぜかというと、駅の高架ホームから大きな「木」が飛び出しているのが見えるからだ。いつも大阪から京都に向かうのによく乗る電車でも特急が停車しないので通過してばかりだったが、ふと駅に降りてその木を見に行ってみた。
その木、クスノキの大木は大阪方面行きホームの中央にあった。ホームが高架なのに木がホームの屋根から突き抜けているほどとても大きく、屋根の一部が開いている。改札からホームに上るエスカレーターを上る時にちょうどガラス越しにその大クスノキが見え、高架下から根元から生えているのがよくわかる。
ホームに大クスノキを説明する立て看板があり、大クスノキは幹まわり7m、高さ20m、樹齢700年とのこと。そして「このクスノキは、高架複々線化の工事にあたり伐採する予定でしたが、大正末期頃まで地元の人たちからご神木として崇められ、また、保存を望む声も多かったので、残されたものです。」と、駅の高架を突き抜けて大クスノキがある理由が記載されていた。
さて、西口改札を出て高架下の大クスノキを見に行った。大クスノキのところには「萱島神社」があって、大クスノキが祀られている。鳥居をはじめ、手水所、狛犬、社務所(あいにく閉まっていた)もあって小さいながらもなかなか立派な神社。しかもしばらくこの神社にいると、地元の人々が次々と参拝に訪れていたのでいかに地元に浸透した神社、御神木であるかがよくわかった気がした。
駅の高架ホームにある大クスノキを眺めていると、あの有名なスタジオジブリの映画『となりのトトロ』を思い出した。それほど立派な大クスノキがやや殺風景になりがちな近代的な鉄道駅に存在する不思議。そして夏の暑い最中、大クスノキの緑がまるでオアシスのようにも感じた。伐採を乗り越えた大クスノキ、これからも萱島駅のシンボルとして存在し続けてほしいと願う。
(Written by 飾磨亜紀 Aki Shikama)
萱島駅 (おけいはんネット)
http://www.okeihan.net/eki/detail.php?station_no=16
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さて、西口改札を出て高架下の大クスノキを見に行った。大クスノキのところには「萱島神社」があって、大クスノキが祀られている。鳥居をはじめ、手水所、狛犬、社務所(あいにく閉まっていた)もあって小さいながらもなかなか立派な神社。しかもしばらくこの神社にいると、地元の人々が次々と参拝に訪れていたのでいかに地元に浸透した神社、御神木であるかがよくわかった気がした。
駅の高架ホームにある大クスノキを眺めていると、あの有名なスタジオジブリの映画『となりのトトロ』を思い出した。それほど立派な大クスノキがやや殺風景になりがちな近代的な鉄道駅に存在する不思議。そして夏の暑い最中、大クスノキの緑がまるでオアシスのようにも感じた。伐採を乗り越えた大クスノキ、これからも萱島駅のシンボルとして存在し続けてほしいと願う。
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