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大阪の主な観光スポットを巡るなら「観光バス」か「鉄道」か、それとも「船」か。
だが今、最も注目を集めているのは、道路も川もどちらも走りながら、しかも観光までできてしまう「大阪ダックツアー」なのだ。

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大阪ダックツアーに使われる車両は「水陸両用バス」。
自動車として一般道路、高速道路を走行できるだけでなく、車両後部のスクリューを出して船舶として水上走行もできる乗り物だ。
2007年に水陸両用車として日本で初めて営業許可を取得して、大阪ダックツアーがスタートした。

車は40人乗り。ツアーは、天満橋そばの川の駅「はちけんや」からスタートする。
大阪城や大阪ビジネスパークの高層ビル群を横目に眺めながら、桜ノ宮公園の近くで大川に入水、「スプラッシュイン」する。そして川からのクルージングを中之島手前まで楽しんだ後、再び陸に上がって御堂筋を南下。
イチョウ並木や心斎橋、道頓堀のすぐそばも通って、再び川の駅「はちけんや」に戻ってくる。
所要時間は陸上70分、水上30分の合計100分ほどだ。

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実は記者も一度だけこのツアーに参加したことがある。
大阪の主要な観光スポットをほぼ網羅できるだけでなく、「水の都」といわれる大阪を川から眺めるのはまた格別。陸から川からどちらも一度に楽しめてまさに一石二鳥だと思う。
そして、陸から川に入る「スプラッシュイン」は迫力満点なのでぜひ一度体験して欲しい。

ただし、この水陸両用バスは窓がなく、エアコンもない。ので、真夏に乗車した際に西日がモロに当たってとにかく暑かった。
逆に冬はしっかり防寒が必要だろうし、雨だとちゃんとした雨具を用意したほうがいいと思われる。

大阪ダックツアーはオンシーズンの場合、大人3,600円、小学生以下2,300円、2歳以下800円で、1日5便が運航されている。
休日などは予約ですぐ埋まる人気ぶりで、最近は親子連れだけでなくアジアや欧米からの外国人も多いという。
とにかく人気のこのツアー、早めにウェブサイトをチェックして予約しよう!

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※価格は税込、すべて取材時の価格

写真提供:日本水陸観光株式会社

(Written by Aki Shikama 飾磨亜紀)


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