20101013_01
かつて日本最大のスズ鉱山として栄えた兵庫県養父市の旧・明延鉱山で、当時「一円電車」の愛称で親しまれていた鉱山電車が、今年10月24日の「あけのべ一円電車まつり」で常設軌道として復活する。
その後も定期的に運行される予定で、閉山そして過疎化が進む地元の活性化に大きな期待が込められている。
明延鉱山は、スズの鉱量で国内トップを誇った。そのピーク時には、明延エリアの人口は約4千人を超えたこともあったという。だが、急激な円高の影響などによって1987年(昭和62年)に閉山。
現在の人口は130人あまりにまで減り、さらに高齢化も進んでいる。
 
そんな地元の活性化につなげようと、かつて明延鉱山で走っていた「一円電車」が復活することになった。
一円電車は、産出した鉱石などを朝来市の神子畑選鉱場から明延鉱山まで運ぶ約6mの鉱山用軌道で、のちに乗客を乗せる時に運賃が1円だったため、一円電車として親しまれていたという。
現在も軌道とトロッコ電車が残っている。

20101013_02
地元ではこれまで一円電車に関するイベントを、明延鉱山の閉山20年にあたる2007年秋から毎年開催してきた。
そして、本格運行を目指して、機関車の購入などに必要な約2,000万円を目標とした募金活動を昨年8月に開始。
募金はまだ続けられているが、その目標達成に先駆けて、10月24日にお披露目されることになった。
 
その「あけのべ一円電車まつり」で、旧鉱山会社の社宅跡にある空き地に敷かれた全長約70mの線路で一円電車「くろがね号」が走る。
乗車は無料。乗車した全員に復刻1円切符がプレゼントされる。ほかにも、明延鉱山探検坑道見学会(有料)やあけのべ探訪スタンプラリーなども行われる。

20101013_03
なお、一円電車への募金は現在も受け付けている。
2010年8月31日現在、約340万円あまり。個人1口1円から募金でき、3,000口以上の募金者には手作りの一円電車ストラップ「しろがねくん」のプレゼントなどもある。
詳しくは「鉱石の道」明延実行委員会事務局(電話 079-669-0120)もしくは「あけのべ自然学校」のホームページでチェックして欲しい。
20101013_04
画像提供:あけのべ自然学校
 
(Written by 飾磨亜紀 Aki Shikama)
 
あけのべ自然学校


【Nicheee!編集部のイチオシ記事】
日本一低い山「天保山(4.5m)」には、山岳救助隊がいる
マシュマロ専門店の「マシュマリスト」
「サイタマ」ブランドの美少女たち
【発掘美女図鑑】木版画職人 原田裕子
静岡県ではみんな知ってる!? アートな運動「ロダン体操」