先週よりメディアを賑わせている市川海老蔵さんの殴打事件。
１１月２５日に西麻布の飲食店で、元サッカー選手の男性から暴行を受け、左ほお陥没骨折に全身打撲で全治６週間の大けがを負ったことが、連日テレビやネットで報じられています。
 

市川海老蔵さんは左ほお陥没骨折のほか、前歯も欠けていたそうです。
「欠けていたそうです」とかさらっと書いていますが、確か永久歯は一度なくなったら二度と生えてこないもの。一度歯が折られようものなら今後は差し歯か入れ歯。健康保険に加入していなかったらケンカもできません。
 

そもそも「殴られる」っていうのは、どれくらい痛くて、どんな感じなのでしょうか。
実際に、一般的な生活を送っている人々の中で、傷がしばらく残るほど殴られたことがある人はどれくらいいるのでしょうか。

できれば痛い思いをせずに「殴られる」を仮想体験したい！ということで、親父にもぶたれたことがない筆者がアンケートを試みました。


≪殴り合いのケンカをした、または一方的に殴られたことは？≫

順位	男性	女性	全体
ある	59(28.2%)	23( 7.9%)	82(16.4%)
ない	147(70.3%)	265(91.1%)	412(82.4%)
無回答	3	3	6

（エフプレス調べ　n=500）

アンケートに答えていただいたのは１６歳以上の男女あわせて５００名。全体で約１６％の人が過去にぶん殴られていることがわかりました。

性別にみるともちろん男性の方が多めで、約２８％。

回答者は女性がやや多いため、「殴られたことがある」人の全体の割合は、実際より低くなっているかもしれませんが、概ね５、６人に１人ぐらいは殴られていることになるのでしょうか。

殴られたことがない残り８０パーセントの人たちは、「殴られる」ってどいうことか知りたいはず！

勇敢にも殴られ体験をしている人たちに、そのときの状況と殴られたときの感覚を聞いてみました。
 

（小学校のときにケンカ、鼻血と顔にアザに負った　４２歳　男性　埼玉県在住）

とのこと。他にも、

（成人してから友人とケンカ　４５歳　男性　広島県在住）

（小学生のころ、青アザが１０日ほど残った　４５歳　女性　埼玉県在住）

（小学生のころ　４１歳　男性　群馬県在住）

というように、ボールの顔面直撃でたとえる回答者が多め。ボールのかたさや大きさがいわゆる「パンチ力」みたいなものなのでしょうか。

ボールが顔に当たったことすらない人のためにこんな回答も紹介しておきましょう。

（１２歳のころ。義父とのチャンネル争いで。唇が切れ顔にアザができた。　男性）

（小学生のころ父親から　３４歳　女性　東京都在住）

（中学生のとき同級生から　５５歳　女性　神奈川県在住）

（中学・高校で何度かケンカ。歯が折れる、打撲など　３７歳　女性　千葉県在住）
 

こうしてみると、頭をぶつけると星が出てくるアニメの表現はなかなか的確なのかもしれません。「殴られた瞬間は痛くない」というのも殴られたことがない人にとっては知りえない感覚です。
特に最後に紹介した女性は、場数を踏んでいるだけあって表現が細かいですね。
 

他には、「心が痛い」という回答もありました。
体だけじゃなく心まで傷つくのなら、殴るのも殴られるのも殴られるようなことをするのもしないほうがいいに決まってますよね。
 

（Photo by epredator）