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風を切って大空に向かって投げるブーメランの世界。
そのブーメランで、子どもからお年寄りまで手軽に楽しめるのが「紙ブーメラン」だ。紙でできているとはいえ、飛ばしてみると意外と本格的。紙ブーメランを片手で投げて自分のところに戻ってくると、やはりうれしい。
 
その紙ブーメランの全国大会が、12月26日、大阪府富田林市で開催されることになった。
 
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大会の発案者は、ブーメランの世界大会で優勝した経験もある栂井靖弘(トギー)さん

世界大会に9回連続で日本代表として出場するほどの実力者で、メディアにも数多く出演してきた。例えば、テレビ「探偵!ナイトスクープ」でブーメランパンツを凍らせて戻したり、国際宇宙ステーションで無重力で実験に使ったブーメランを製作したりしたことで見覚えがある人もいるかもしれない。

一方、地元・大阪をはじめ全国各地でブーメランをより身近に感じてもらおうと、紙で作って飛ばす「紙ブーメラン」の普及にも力を入れている。
小学校や公民館での講座やイベントなどを行い、栂井さんによるカラフルな紙ブーメランを数多く収録した本も好評だ。


今回、栂井さんの“念願”だったという全国大会は、いったん昨年に計画された。だが、新型インフルエンザが流行したことで残念ながら中止になったという。

開催される紙ブーメランの競技は「3キャッチ&5キャッチ」と「滞空時間」。
3キャッチ&5キャッチは、3回または5回、紙ブーメランをキャッチするまでの時間を競うもので、より早いタイムを記録した人が勝ちとなる。

また滞空時間は、紙ブーメランを投げてからキャッチするまでいかに長いタイムを記録できるかが勝負となる。

どちらもほかに細かい大会ルールが設定されている。
 
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会場は、富田林市立総合体育館。定員50人(先着順)。エントリー費300円(競技用ブーメラン2本つき)。
大会前に紙ブーメランの調整と飛ばし方の講習を行うのをはじめ、栂井さんによるデモンストレーションや紙ブーメランよりよく飛ぶ「ソフトブーメラン」の体験会も予定されている。

全国大会とは言っても、紙ブーメランの初心者も経験者もきっと楽しめるはず。興味があれば、ぜひとも参加してみてほしい。


2010 紙ブーメラン全国大会 in 富田林


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