そんな当時の少年少女を恐怖のどん底に突き落とした名作が、作画を西条真二に変えて復活した。
名作のリバイバルや、作家を変えての続編・スピンオフは残念な感じになることが多いのだが、今作は違う。
「一回の購読料は寿命100日分」「だが新聞に書かれた予言を阻止できれば、寿命を返してもらえる」というコンセプトを活かした、まったく新しい作品に仕上がっているのだ。
前作の主人公・鬼形礼はほとんど予言を阻止できなかったが、今作の主人公・鬼形冥(礼の親戚)は悪霊たちと対等に渡り合う。
迫力あふれるバトルシーンの数々は、もはやホラーの枠を越えアクション物としても楽しめるだろう。
また、西条真二の描く女性キャラたちの可愛さも、今作の見所のひとつだ。
まず、ポルターガイストからして前作では不気味な男だったが、今作では新聞自体が擬人化したナイスバディなお姉さんになっている。
他にも、お礼がわりにパンツを見せる天然系美少女や、冥をストーカーするメガネッ娘など、強烈な個性を持つ女性陣がそろっている。
それと、今作では人間をたすける霊の話しや、幽霊をいじめる少年をこらしめる話しなど、内容がバラエティーに富んでいることもいい。
ただし、あまりに内容に相違があるため、往年のファンの中には「コンセプトが違いすぎて旧来のファンには薦められない」という意見もある。だが、大多数のファンは好意的に受け入れ、今作を楽しんでいるようだ。
余談ながら、1巻の巻末にあるオマケ漫画に登場する弱々しい女の子といった感じの恐怖新聞が、すごく可愛い!
本編でも恐怖新聞と冥の間に恋が芽生えるのか、ぜひ注目したいところである。
(Written by 伊藤清美)
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