日本全国で次々とご当地のキャラクターが生まれてはそれぞれ活躍している。昨年2010年10月に開催された「ゆるキャラまつり in 彦根〜キグるミさみっと2010〜」では、なんと170体ものキャラたちが参加する過去最大の規模となり、注目を集めた。
実際に存在するご当地キャラの数はさらに多く、いまやゆるキャラ元年からブーム、そして“戦国時代”に差し掛かりつつあるといっても過言ではない。生き残りをかけたキャラたち、もはやただわが街のアピールをしているだけではなかなか人気を得るのも難しくなってきたようだ。
そんな中、他のキャラよりも違うパフォーマンスに挑戦してがんばるご当地キャラがいる。大阪府太子町のマスコット「たいしくん」だ。
たいしくんは、その名前の通り、聖徳太子をモチーフにしたキャラ。2009年にこのデザインでデビューして以来、太子町の観光大使として町内外で活躍している。先の彦根でのゆるキャラまつりにも参加した。
だが現在、ご当地キャラで人気が高いのは、滋賀・彦根の「ひこにゃん」や奈良の「せんとくん」などほんの一握り。たいしくんも着ぐるみでデビューこそしたものの、ステージで披露する技もとぼしく、ただ立っているだけのキャラと化していた。
そんなたいしくんがステージでの技を習得するためにまず挑戦したのが「フラフープ」だ。
着ぐるみがフラフープなんて本当にできるのか、町役場の職員でさえ不安視していた状況で、何度も失敗しながら練習を繰り返したたいしくん。
着ぐるみがフラフープなんて本当にできるのか、町役場の職員でさえ不安視していた状況で、何度も失敗しながら練習を繰り返したたいしくん。
そして今では、ステージに立つとフラフープを披露するのが定番になり、10回ほどクルクルと回せるほどまで上達した。さらに今年の正月には、こま回しにもチャレンジして見事成功させた。
数々の技を見せるたいしくんに影響されてか、大阪でトップクラスの人気を誇る東大阪・石切参道商店街の「いしきりん」も思わずフラフープに挑み・・・(※結果は動画をご覧ください)
フラフープにこま回し、チャレンジするご当地キャラとしてすっかり成長したたいしくん。さらに、新たにたいしくんを中心としたダンスチームが結成されることも決まり、メンバーを募集している。
果敢に挑戦するゆるキャラ、たいしくんの今後にぜひとも注目してほしい。
果敢に挑戦するゆるキャラ、たいしくんの今後にぜひとも注目してほしい。
太子町ホームページ
(Reported by Aki Shikama)
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