© TOKYO INTERNATIONAL FORUM CO., LTD.

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2011年、今年は、作曲家フランツ・リストの生誕200周年となる“リスト・イヤー”です。

 フランツ・リストはハンガリー生まれの作曲家で、後期ロマン派の先駆者として知られています。
クラシックにおける「交響詩」の創始者であり、ピアニストとしても非常に優れた技巧を持ち、「ピアノの魔術師」の異名を持つリスト。
ベートーヴェンやモーツァルトなどに比べると、日本ではもうひとつなじみが薄い作曲家と思えるかもしれませんが、身近なところで見てみますと、フィギュアスケートで、浅田真央選手が「愛の夢」、小塚嵩彦選手が「ピアノ協奏曲第1番」と、それぞれリスト作曲の名曲をプログラムに起用しています。また、過去にも鈴木明子選手が「ラ・カンパネッラ」をプログラムに起用したことがあり、リストは、フィギュア選手たちの演技を盛り上げる数々の美しい名曲の生みの親でもあるのです。

さて、クラシックといえば、今年もゴールデンウィーク、東京国際フォーラムでクラシック音楽のお祭り「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭」が開催されます。

フランスで始まったラ・フォル・ジュルネは、現在世界各地で行なわれており、日本では2005年より東京で開催がスタート。今年、7回目を迎えていますが、会期中は、会場で朝から晩まで様々な会場で同時併行的にクラシック演奏が行なわれます。赤ちゃんから大人まで、老若男女誰もが一流の音楽家たちが奏でる極上の演奏を楽しめる、まさに楽しいクラシックお祭りなのです。

ラ・フォュルネ・オ・ジャポンの今年のテーマは「タイタンたち」。クラシックの歴史の流れの中でも、後期ロマン派にスポットをあて、1850年から1950年までの100年間の時代を生きた偉大な音楽の巨人たち(作曲家)の音楽が多数演奏される予定。

今年のラ・フォル・ジュルネのイメージイラストですが、前列むかって左側に立つのは、ヨハネス・ブラームス。そして、右に立つのがフランツ・リスト。後ろに並ぶのは、シェ―ンベルク、マーラー、リヒャルト・シュトラウスの3人です。
いずれも、後期ロマン派の音楽を担う優れた作曲家たちですが、どうやら、リストは、ラ・フォル・ジュルネでも、重要な役目を果たすようです。今年、同イベントでは、フランツ・リストのピアノ曲の数々や、「ピアノ協奏曲2番イ長調」、などの有名作品はもちろんのこと、他にも、リストが残した晩年の知られざる名曲の演奏が予定されています。

また、2011年のラ・フォル・ジュルネは、東京のほか、金沢、新潟、びわ湖、鳥栖でも開催が決定しています。
新潟、びわ湖、鳥栖でテーマは「ウィーンのベートーヴェン」
金沢でのテーマは「ウィーンのシューベルト」
ロマン派音楽誕生の扉を開いたといわれるベートーヴェンから、シューベルトを経由して、ブラームス、リスト、リヒャルト・シュトラウスら後期ロマン派までのクラシック歴史のドラマが、今年、日本5都市にわたって展開されるのです。

優れたピアノの技巧と美しい名曲で、クラシック音楽の世界に大きな影響を与えたフランツ・リスト。
今年、生誕200周年を祝って、リスト、そして彼と同じ時代に活躍した作曲家たちの音楽にぜひ耳を傾けてみませんか?

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2011 詳細
テーマ:「タイタンたち」
2011年4月28日(木)〜5月5日(木・祝)
会場:東京国際フォーラム、丸の内エリア
チケット一般発売:4月2日(土)より
公式サイト:http://www.lfj.jp/  
ラ・フォル・ジュルネ金沢公式サイト:http://lfjk.jp/  
ラ・フォル・ジュルネ新潟公式サイト:http://lfjn.jp/  
ラ・フォル・ジュルネびわ湖公式サイト:http://lfjb.biwako-hall.or.jp/  
ラ・フォル・ジュルネ鳥栖公式サイト:http://lfjt.jp/

(Written by 田下愛)

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