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今年4月から小学校で英語が義務教育化されるって皆さん知っていましたか?
小学5、6年の2年間、英語の授業が始まるようです。企業では楽天やユニクロなど英語を社内公用語にするというニュースも話題になりましたし、ますます英語は身につけなければいけない必須教科になってきました。
 
しかし、学校で勉強する英語は、文法ばかり。複数形に「S」がついていないからバツを付けられたり、過去形の綴りが間違っていたらマイナスにされるのですから、これでは英語なんて面白いわけがありません。身につかないのも当たり前。
 
グローバル化と言われて久しいですが、今ようやく日本の企業では「外国人採用」やグローバル戦略」ということが話題になっています。これに警鐘を鳴らすのは、アメリカで25年に渡り「グローバル人材研修」を手がけてきた「グローバル教育」社長の渥美育子氏です。
 
渥美氏は、青山学院大学の助教授を経て、ハーバードなど世界の有名大学で研究し、38年前にアメリカ・ボストンにて起業。「異文化マネジメントができる人材研修」の重要性にいち早く気が付きビジネスを展開したことから、1985年、なんと日本人女性としてはその当時ほとんど掲載されたことがない「TIME」誌に取材されたのです。
その「TIME」の記事がきっかけとなり、グローバル時代が始まった90年代には「IBM」、「デュポン」などトップクラスの多国籍企業の「戦略」を手がけることができたと渥美氏は振り返ります。
そんな鮮やかな経歴を持つ渥美氏は今の日本のグローバル化への取り組みについてこのように話します。
 
 “日本は島国ですが、言語も「孤島」です。グローバル時代に向き合うには、いずれ公用語を日本語と英語にする必要があります。それなら一刻も早く実行したほうがいいですよ。ただし、英語は現実の世界と連動させて学ぶのが効果的。私が初めて英語を学んだ時、カトリックの修道女が先生だったのですが、「I am a girl」と同じような文章を作れと言われて「I am a boy」 といったら、「NO!」 と叱られました。先生は現実に根ざしていて、私は文法を考えていたのです。子どもが言葉を学ぶとき、母親と毎日Q&Aをしながら覚えていきますよね。つまり対話がコミュニケーションの基本なのです。私も米国で何を聞かれても即座にこたえられるようになったのはセミナや講演のQ&Aのおかげです。”

さて、英語の義務教育化、会社の英語公用語化はどれほど「実益」にむすびつくのか?これからの日本の経済は「グローバル化」にかかっていると言っても過言ではありません。
注目しておきましょう!

渥美育子:ブログ「グローバル教育のススメ」

株式会社グローバル教育


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