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日本でよくお世話になっている人も多いかもしれない、牛丼の「吉野家」。牛丼といえば吉野家というほど、安くて美味しく信頼性もあって、時々ふと食べたくなって立ち寄ってしまう存在です。
 
その吉野家は、海外にも店舗があり、特にアメリカや中国でけっこう見かけます。調べてみたところ、フィリピンやシンガポールなどにも進出しているとのこと。
日本の吉野家は、いまや世界の吉野家になりつつあります。
 
先日、香港を訪れた際、滞在したホテルの隣りがたまたま、吉野家。記者自身、海外で吉野家を見たのは初めてではないのですが「海外まで来て吉野家で食事を済ますなんてもったいない」と正直、これまで思っていました。
でも、しばらく日本の味から離れていたのもあって、牛丼を食べるのも悪くないと店に入ったのです。

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香港の吉野家では、最初にレジで注文してからレシートを調理受付に持って行き、料理を受け取って好きな場所に座って食べるシステム。
メニューを眺めると、おなじみの牛丼を始め、鶏丼、サーモン丼、昆布うどん、牛肉麺、海苔付きキノコ麺(これらの麺は「出前一丁」)など、日本では見かけないものも。
その中でも今、最もおすすめだったのが「日式火鍋定食」(牛肉しゃぶしゃぶ鍋)。
 
これは、牛肉と野菜がセットになったしゃぶしゃぶの鍋。さらに締めとして、讃岐うどんかこんにゃくかが選べます。しかも1人分。
ソフトドリンクやみそ汁などのドリンクをセットにして、47.50香港ドル(約500円)でした。

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たまたまその日の夜、1人だったのもあって、思わずこの鍋を注文。日本の温泉旅館などでよく見られるあの1人鍋が運ばれてきて、火をつけてもらい、具材を煮込みます。
シイタケ、カボチャ、コンニャク、さらにカニ棒など、1人の割にけっこう具だくさん。しゃぶしゃぶのたれも、日本で味わうのとほぼ同じ。讃岐うどんにもちゃんとコシがありました。
なにより、牛肉も決して安っぽくなくておいしい!
 
改めて店内を見渡すと、この1人鍋を楽しむ香港の人々がたくさんいました。1人で鍋をつつく男性、3、4人の若い女性グループら、皆、ほとんど残すことなく鍋を味わっていました。
 
この1人鍋が味わえるのは、午後6時以降とのこと。香港には吉野家が42店舗あります。学割もあって、朝食メニューでは牛オムレツなども味わえます。
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海外吉野家事業


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