琴浦町にある光(みつ)という集落の住宅に“鶴亀”“鯉”“立浪”などの浮き彫りを見かけることができます。これらは「光の鏝絵(こてえ)」といわれ、日本では江戸時代末期から全国に流行した鏝絵という庶民の建築文化がこの集落には今でも残っています。
この集落では昭和初期に建てられた“蔵”のある家が多く、その蔵に地元の左官職人たちが昭和30年ごろから、壁の側面にある漆喰壁にそれまで家紋や文字などだったのが、鏝でさまざまな“ご利益”ありそうな浮き彫りを施したのが始まりとのことです。
集落を歩いてよく見ると、打出の小槌だったり、鶴と亀だったり、巾着だったり。また、海が近いのを表す鯉と立浪なども見られました。さらに、七福神が埋め込まれた瓦も。たとえば、それぞれの家ごとに打出の小槌だと“商売繁盛”、鶴亀だと“長寿”を祈願する縁起、家柄などが伝わってきました。
さらに集落の中で、注連縄の巻かれた「ほうとくさん」と呼ばれている石を発見。おたふく風邪の神様とのことで石をさすってほっぺたに当てるとおたふく風邪が治るという言い伝えも。
集落をグルリとじっくり回っても1時間程度。なお、個人邸宅に入るには必ず許可を事前に得ること、集落内は車の乗り入れは禁止です(隣接駐車場あり)
光の鏝絵(鳥取県公式サイト)
鳥取県 琴浦町
琴浦町観光協会
(Written by Aki Shikama)
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