数年前、全国で“ご当地レンジャー”次々と誕生してブームになって久しい。大阪・南河内エリアで活躍する『英雄戦隊 コーダイガー』もその1つ。2005年の誕生以来、地元のイベントなどで登場して、子どもたちの人気を集めている。
英雄戦隊 コーダイガーは、2004年に発生した新潟県中越地震で被災した新潟・小千谷市の子どもたちを励まそうと、2005年6月に結成された。その後、小千谷市で初めてショーが開催されたのを機に、翌2006年5月の「はびきの市民フェスティバル」で地元初登場。このイベントに毎年登場するのが恒例となり、さらに近隣の市などのイベントにも出没している。
ちなみにメンバーは、地元の会社員や学生ら。なんとか時間を見つけては集まり、せっせと練習しているという。
コーダイガーのメンバーは、レンジャーといえば“コーダイガーレッド”タケルをはじめ、ブルーやピンクなど基本となる5人はもちろんのこと、昨年5月には“コーダイガーホワイト”あしゅらちゃんが加わって着々とパワーアップ中。古代の英雄たちから受けた“エナジー”によって固い絆で結ばれたメンバーたちは『悪の秘密結社 ジャドー』魔の手から河内と世界を守るのを目的に活動している。「プリンセスタチバナ」(ヤマトタケルの恋人・オトタチバナ姫)、「マナリ」(遣唐使留学生・井真成)など地元ゆかりの歴史人物から名付けられているのも特徴だ。
そして今回の羽曳野市民フェスティバルで、通算6回目の登場となったコーダイガーたち。ジャドーたちに加え、最凶の女性幹部“ヴァーミー”が現れた。そして、コータイガーホワイトの兄である“ダークコーダイガー”ブレイカー、さらに兄弟の父にあたる“コーダイガーイエロー”しゅらんぼうも交えた親子のドラマ模様も描かれた。
初めてコーダイガーのショーを見たが、まず、地元の子どもたちへの人気がハンパない。そして、ヒーローたちがカッコいい一方で、悪役の司令官が流ちょうな「河内弁」だったり、一番下っ端の戦闘員“はにわ軍団”が「ハニ〜♪」というかわいい声でとにかく弱すぎだったり。劇中にローカル色あり、笑いあり、歴史ありと中身はある意味、とても濃いものがあった。
今回、シリーズ1の最終回となる集大成となったようだ。そして来年、また新たなシリーズが始まるのだろうか。悪のレンジャーも交えた今後の展開が楽しみだ。
英雄戦隊コーダイガー公式ホームページ
(Written by Aki Shikama)
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