日本と世界を結ぶ場所、空港。世界との東の玄関口が“成田”“羽田”なら、西の玄関口は間違いなく“関空”、関西国際空港だ。

その関空で、昨年度まで発行されていた情報誌が、この４月に全面リニューアル。タイトルを「KIX MAGAZINE」として新たに創刊された。

“KIX”とは、関空の空港コード。一般的に関空と呼ばれて久しいが、空港や旅行業界など関係者の間ではこの呼び方もよく聞かれる。なにより、KIXのほうが世界共通でもある。

「KIX MAGAZINE」創刊号では、巻頭特集として、関空がオープンして以来初めて就航した“関空＝ニューヨーク”（チャイナエアライン）に合わせて、日米で活躍する写真家・若木信吾さんを起用したニューヨークの街を紹介。また、関空で入手できるファッションアイテム、空港内のとっておきグルメ情報、さらに新規路線・増便、イベントなどの最新情報ももちろん掲載している。

さらに、関空の風景や建築美などの情景を紹介する連載も。特にイタリアの建築家、レンゾ・ピアノが設計した旅客ターミナルは、国内外で評価が非常に高く、数々の賞も受けている。

また、第２号では、若木さんが今度は人気の国、タイを訪問。その他、トラベルバッグの特集や、旅客ターミナルのエピソードを美しい夜景とともに紹介している。そして第３号では、韓国・済州島を特集している。

なお「KIX MAGAZINE」は、関空および羽田、福岡、那覇などの国内空港、南海電鉄の主要駅や特急ラピート車内、全国大手旅行代理店などで入手可能。さらにバックナンバーを含め、以下のサイトで見ることもできる。

関空では最近、６月22日に韓国のチェジュ航空が関空＝済州線を新規就航したり、10月末に空港内にマクドナルドが再オープン予定であったりと明るい話題が続々。さらにANA（全日本空輸）などが中心になって設立して、来年から運航する格安航空会社（LCC）「Peach（ピーチ）」も、関空を拠点にすることがすでに決まっている。

関西国際空港情報誌　KIX MAGAZINE

(Written by Aki Shikama)