そんな中、ちょっと変わったご利益で、電気や電波などの関係全般を祀(まつ)る神社が、京都・嵐山にあると聞いて、はるばる足を運んでみました。
その神社は、京都市西京区の法輪寺にある電電宮。別名「電気神社」とも呼ばれています。まさに、電気と電波の神様であり、電気・テレビ・携帯電話・パソコン・ゲーム・電気自動車、あらゆるエレクトロニクスに関係があるとのこと。現代に生きる私たちにとってある意味、とても身近な神様といえるかも。
さて、阪急嵐山駅から徒歩5分ほどで、山のふもとにある山門に着きました。おなじみの渡月橋から南西方向にあります。そして山門をくぐるとすぐ左手に「電電塔」なるものを発見。しかも「発明王」トーマス・エジソン、電磁波の研究で知られるハインリヒ・ヘルツのレリーフも。
調べてみると、幕末の1864年(元治元年)に起こった「禁門の変」で、法輪寺が兵火で焼け落ちた後、仮宮のままだったのを1951年(昭和31年)、当時の郵政大臣や電力会社などが協力して、電電宮と電電塔の修理や建設を行い、レリーフも作られたとのことです。
次に、山門からのぼっていくと本堂の手前に電電宮の看板を発見。「電気・電波のまもり神」とあります。小さな社ですが、原子核戦争の脅威に対して世界平和を祈る原子力の守護仏も。さらに、法輪寺電電宮護持会会員の看板には、パナソニックやNHK大阪放送局、NTT西日本、東京電力などの社名がズラリ。
また、本堂の境内では、電気・電波関係のお守りや「携帯電話用2ギガ マイクロSD御守」も見かけました。電気自動車やハイブリッド車などのお祓いまで受け付けているそうです。
ちなみに、自分がなにをお願いしたかというと「iPhoneが壊れませんように」、「パソコンがウイルス攻撃に遭いませんように」、「自家用車(ハイブリッド車)のトラブルが減りますように」など。いつもとまったく違う内容ながら、自分のまわりにいかに電気・電波関係のモノが多いかもとても実感させた神社でした。
法輪寺 電電宮
(Written by Aki Shikama)
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