ウルトラマンシリーズは今年で生誕45周年を迎えた。誰もがその姿を知っているヒーローは、決して子供時代だけの存在ではない。大人になった今でも彼らのその勇姿は、決して消えることなく私達の記憶の中で輝いている。すべての世代に愛される存在、それがウルトラマンなのだ。

イケメン俳優や最新の映像技術を駆使して魅せる、平成ウルトラシリーズも素敵だが、私は昔の昭和ウルトラシリーズが好きだ。
当時の特撮技術をフルに使った映像、まるでこちらまで臭ってきそうな爆薬と、一瞬で崩れ去る迫力のスタジオセット、あたかも時代背景を暗示させるかのような風刺を盛り込んだ話があるのも昭和シリーズの魅力の一つではないだろうか。

そんな昭和ウルトラシリーズの中で、世の中で一番人気があるシリーズはどれなのだろうか?
往年のウルトラファン達はいったいどのシリーズに熱い思い入れがあるのか、実際にアンケートをとってみた。


≪あなたの一番好きな昭和ウルトラシリーズを教えてください≫
順位名前得票数
1位ウルトラセブン194
2位ウルトラマン138
3位ウルトラマンタロウ76
4位帰ってきたウルトラマン33
5位ウルトラマンA23
5位ウルトラマンレオ23
7位ウルトラマン8013
 (n=500 エフプレス調べ)

やはりウルトラセブンは絶大な人気と安定感をここに示した。
なんと言っても最大の特徴はアイスラッガー!これで多くの怪獣宇宙人を倒してきた。その独特な変身ポーズもまた魅力的。デュアッ!


・基地がカッコイイ、ホーク1号の発進シーンがイイ。(44歳男性)
・音楽が好き。ストーリーも結構泣けた。アンヌが素敵だった。(45歳男性)
・セブン!セブン!セブン!プォー!が頭から離れない。(50歳女性) 
・キングジョーとの一戦、海を戦場にしたセブンがカッコイイ。(52歳男性) 
とにかくセブンはカッコイイとの意見がものすごく多かった。山が分かれてウルトラホークが出動する姿は圧巻である。シリーズを通してSF色が強かったのも魅力の一つ。ウルトラ警備隊と協力して倒したキングジョー戦は胸熱。

・実相寺監督のセブンが大好きです。(31歳女性)
某テレビ番組でも放送された、メトロン星人を倒した後のラストナレーションがとても深い。チャブ台越しに星人対談するダンが印象的との声が多かった。
 
・パンドンとの闘いは、もはや知らない人はいないほどの名勝負。(35歳男性)
最終回「史上最大の作戦」の死闘はウルトラ史に残る名勝負!アンヌ隊員との別れの演出も神シーンとして有名ある。このラストの戦いが感動的との声がとても多く、セブン人気を不動のものにした。
 
・「超兵器R1号」が名作過ぎる。(55歳男性)
地球人のナショナリズムをテーマにした作品。「地球を守るため、地球人が生き残るためなら、他の惑星を破壊しても異星人を滅ぼしても仕方がない」という考え方への疑問を扱った屈指の名作である。
 
・1番想い出に残っているから。(89歳男性)
今回最年長のご意見。これは深いぞ!

全国のウルトラファン達から集めたこのアンケート、集計途中で思わずニヤニヤしていたことは言うまでもないだろう。

最年少11歳から最年長は89歳まで、幅広い世代の有志たちによる胸が熱くなる意見が集まった。今回は一番票を獲得したウルトトラセブンを大きく取上げたが、他のシリーズに関してもかなりたくさんの熱いコメントをいただいた。今回好評いただけるようなことがあれは、またの機会にでも紹介したいと思う。

この調査によりウルトラシリーズ作品の存在が、どれだけ幅広い世代に愛されているのかを再確認できた。シリーズ生誕45周年を迎えた2011年。今から40年前以上の作品にこれだけの人が熱くなれる。光の戦士達の闘いの記憶は、間違いなく現代人の心の中で輝いていた。


最後は、セブン最大の名場面でお別れしよう。

「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。…それが僕なんだよ!」
「ダン…行かないで!」
「アマギ隊員がピンチなんだよ!」
「デュワッ!」

ウルトラセブン最終回『史上最大の侵略(後編)』より。


【Nicheee!編集部のイチオシ】
ラジオを使って公開ナンパ?長渕剛のオールナイトニッポン
今なら絶対潰される、破天荒すぎたタモリのオールナイトニッポン
お笑い怪獣明石家さんま伝説
ナインティナインのオールナイトニッ本
日本の音楽業界最後の良心 スーパーDJ松宮一彦のSURF&SNOW
全国制覇途中、マイクの前のダウンタウン