『トリックアート』とは、2次元の世界に3次元の世界を錯覚させる立体表現を用いたアート作品のこと。
一般に絵画には適さないといわれている油性のペンキを使い、壁や地面に描き上げ、立体的感覚を生み出す見事な芸術です。
 
主に立体的に見せるために用いられている技法は『遠近法』・『陰影法』・『前進色と後退色の組み合わせ』の3つ。更にアーティストによっては様々な独自のアイデアが取り入れられ、作品が描かれていくようです。
海外では路上に「路上3Dアート」を描いてしまうアーティストもいるようで、その技術、スケール、なんといっても迫力には驚嘆の一言。


一番最初の写真は2007年夏カナダ・サスカチュワン州のアートフェスティバルで描かれたもの。これが本当に絵なのか?と思ってしまうほどのリアルさと迫力です。

そして、逆から見るとこんな感じ。絵という事はわかりますが、ひとつ見方を変えると何を描いているんだか解らなくなりますね。


続いてはドイツのGeldernで2008年8月9日から10日に開催された国際路上アートコンテストの30周年大会で描かれた作品。これも地面に書かれた絵とは思えないですが、それよりもこうなった原因はなんでしょう?スゴイの一言です・・・。


最後はこちらの2008年8月21日から24日にアイルランドのDun Laoghaireで開催されたフェスティバルで描かれたもの。
250平方メートルもある壮大な作品で、助手5人と5日間掛けて描き上げたようです。実際にこの作品を描く時の天候も左右するでしょうし、集中力がよく持つなぁと感心します。


そして、もし「都内でトリックアートを見てみたい」という方にはコチラ。高尾山にトリックアート館には、素晴らしいトリックアート作品の数々が展示されています。


高尾山トリックアート美術館
http://www.trickart.jp/
八王子市高尾町1786
TEL:042-667-1081


(Written by 森和彦)


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