日本では、めでたいお祝いごとに“鏡開き”をする習慣がある。ただ実際に、長い人生の中で鏡開きを体験できる人は一握りの著名人を除いてごくわずかだろう。

一度はあの鏡開きをやってみたい、木槌を握って鏡板を豪快に割ってみたい・・・そんなささやかな願望が、お手軽な価格で実現できる商品がある。日本酒の菰樽(こもだる)を100年以上に渡って製造・販売している兵庫・尼崎市にある「岸本吉二商店」の『ミニ鏡開きセット』だ。

ミニ鏡開きセットは、2003年に発売。代表取締役社長の岸本敏裕さんによると、商品の主なターゲットは、結婚披露宴などのブライダル関係という。「鏡開きをするのは、大多数の人は人生に一度あるかないか。その鏡開きを手軽にやってもらえたら、と思って当時、開発しました」

このセットの菰樽は、一般的な菰樽よりもはるかに小さい直径約18cm、高さ約17.5cmのテーブルに置けるサイズ。たとえば、結婚披露宴のキャンドルサービス代わりに各テーブルに置かれた菰樽をあいさつとして行うと、会場がとても盛り上がる。また、菰樽の中には日本酒の他、ジュースやお菓子など好きなものを入れることができる。おみくじを入れておくと、当たった人が菰樽を持って帰る、というサプライズも可能で、子どもからお年寄りまで楽しめる。

さらに、何度でも鏡開きができるよう、鏡板部分がマグネット式になっているのもヒットした理由の1つ。職場の“宴会グッズ”として常備しておいても損はなさそうだ。

ミニ鏡開きセットは、1セット5,565円(税込)〜。インターネット通販でも受け付けている。

結婚披露宴をはじめ、忘新年会や歓送迎会、子どものお誕生日会、親戚が集まるお正月、もちろん1人で遊んでみてもOKだし、海外への日本土産としても喜ばれそう。なかなか体験できない鏡開きができるこんなパーティーグッズ、サプライズにいかがだろうか。


取材協力:岸本吉二商店


(Written by Aki Shikama)


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