アメリカ・ニューヨークで路地に並ぶ「ホットドッグ」屋台は、昔から名物グルメの1つ。人気の高い屋台だと、朝の出勤時にビジネスパーソンたちが並んで買い求めていく姿もよく見られます。

ホットドッグ激戦区ともいえるそのニューヨークで今年1月、日本ゆかりのホットドッグ屋台、その名も『JAPADOG(ジャパドッグ)』がイーストビレッジにオープン。早くもニューヨーク在住日本人の間で話題になっていると聞き、早速食べに行ってきました。

JAPADOGの発祥は、公式ホームページによると「“海外で屋台からスタートして大きくしていく!”という志と、わずかなお金だけを持ち、日本人夫婦が、カナダ、バンクーバーに渡っていきました。」とのこと。そして、数カ月後にバンクーバーの路上にホットドック屋台をオープンし、カナダで試行錯誤と苦労を繰り返しながら徐々に人気を集め、当地で冬季オリンピックが開催された2010年には店舗も開店。ついに、ハリウッドセレブらも来店する人気店になったそうです。

そして今回、念願のアメリカ1号店となるお店の場所は、日本の居酒屋や焼鳥店などが並ぶ通称“日本食ストリート”といわれる通り St.Marks (セント・マークス)。訪れたのが夕方とあって、購入するカウンターはすでにアメリカ人や日本人ら数人の客が並んでいました。やっと順番が来ると「日本人の方ですか? 日本語でOKですよ」とスタッフから言われ、レジの上にあるメニューから“OROSHI(おろし)”(単品4.95ドル+税)をチョイス。フライドポテトとドリンクがセットになった「コンボ」(セットメニュー)もあります。

メニューはその他、テリヤキソースにマヨネーズと海苔が特徴の“TERIMAYO”、 ネギとキャベツに味噌の相性が抜群という“NEGIMISO”、豚カツがソーセージの代わりでキャベツとソースがかかった“TONKATSU”など。日本国内で流行する“ご当地バーガー”の如く、日本のスナック系食材を上手にホットドッグに生かしているな、という印象を受けました。

さて、肝心の味はと言うと、大根おろしが日本で食べる味そのものであっさりめ。しかも、ソーセージとネギとの相性も抜群によく、ホットドッグのパンのレベルも予想以上に高い。ニューヨークにいながらまるで日本にいるかのような食感が手軽に堪能でき、満足できました。フライドポテトがあると、お腹いっぱいになれると思います。アメリカ旅行中、日本食が恋しくなった時など価格設定も良心的なのでオススメです。

JAPADOG (英語・日本語)


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