生まれ変わって違う人間になってみたい。人間誰しも一度は考えたくなるものである。そんな変身願望からなのか、アニメキャラに憧れコスプレする人や、お姫さまに憧れてキャバクラ嬢になったりなんて、もはやモノ珍しいイメージとも思わなくなりつつある。
でも、変身する人と変身しない人の線引きは一体どこに・・・?と不思議に思った。
そんな疑問を仏のコスプレをして町を練り歩くワークショップ「三十三間堂プロジェクト」を主催する仏アーティストのTETTAさんにお伺いしてみた。
そんな疑問を仏のコスプレをして町を練り歩くワークショップ「三十三間堂プロジェクト」を主催する仏アーティストのTETTAさんにお伺いしてみた。
人の生まれ変わった姿である仏の姿をつくってる人だからきっとヒントがあるはずだ!
−−単刀直入にですが、変身する人としない人の違いって何ですか?
単純に好奇心旺盛の方が参加者に多いです。
何人かの方が「通常の生活では体験できないことができて楽しかった!」と言ってくださってます。ということは、通常の生活になにかしら刺激をプラスしたい人じゃないですかね。
あとは、「違う人になってみたらどういう心境になるのか体験したい」、「ゴテゴテメイクに興味があるけど自分ではできない」、「仏像に興味のある」人等がいらっしゃいます。
−−昔から人はこういう願望ってあったんですか?
かなり古い時代から「化粧」をすることによって気持ちを変えることはあったと思います。祭礼で神様役をやったりしますよね。
男性が狩りに行くときとかもメイクして士気を高めたそうですよ。映画の中でも戦いに出ようとする男性がほっぺにピッピッって線引いたりしてますよね。
毎日身だしなみを整えて切り替えをしている人がほぼだと思いますが、「変身」ということばはそれを拡張したものではないでしょうか。
毎日しっかりお化粧をする女性は、その感覚を知ってるんじゃないでしょうか。
歌舞伎などのメイクははっきり変身してますよね。目の当たりにすると、やってみたいと思ったり、その体験をしたら、クセになってしまう人も結構多いのではないでしょうか。
ほら、京都の街で舞妓体験とかありますし。
−−変身って面白いですか?
楽しいです。自分じゃないものになると気が大きくなり、開放されます!見えてる世界が変わるんですよ!
今回は「仏」になっているという事もあり、参加した皆さんから「優しい気持ちになれた」「何でも許せるような気持ちになれた」と言うお言葉も頂いております。
皆さんかなり心の底からなりきってもらえてることが分かります。
クセになるとは興味深い・・・!開放された世界が待ってるんですね!たしかに祭礼とか歌舞伎とか、そう考えてみると形を変えてコスプレって世界中にあるのかも。
退屈な生活に風穴を開けるには、割とお手軽な手段なのかもしれません。
TETTAさんが主催する「三十三間堂プロジェクト」は、京都の蓮華王院の本堂・三十三間堂へのオマージュ作品。その中には自分にそっくりの仏像があると言われている。このプロジェクトは、まさに現代版の三十三間堂を作るべく、1000人もの人たちの仏像メイク写真を集めるという試みなのだ。現在747人分(※2012年2月11日現在)もの顔が集まり、完成も間際。これは骨の折れる大作だ。
それにしても参加者のみなさん、思った以上に楽しんでますね(笑)
ワークショップの詳細を知りたい方は、TETTAさんのブログ「BUTTSU仏」をチェックしていただきたい。開放された生き仏たちの姿を拝めるはずだ。1000人までまだ少し余裕があるので、うまく日程が合えば観音になれるチャンスが残っているかも!
この記事に反応してしまった人、一度やってみるべきですよ(笑)
BUTTSU仏
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