日本の寿司はいまや「国際食」なったと言っても過言じゃありません。

世界を旅していると必ずといっていいほど大都市には寿司を見かけます。日本料理店だったり回転寿司だったり、さらに日系でもないスーパーで寿司パックが売られていることも多い。寿司パックを品定めして手に取って買っていく外国人を見ると「日本の寿司ってグローバルになったんだな」とつくづく思わされます。

アメリカ・ニューヨークも例外ではありませんでした。おそらく世界の都市でも、日本を除いて最も“激戦区”かもしれません。そのニューヨークで最近、これまでの高級な日本料理店、寿司店などとは異なる、寿司をめぐるちょっとした変化が見られました。

まず、日本の料理店で寿司が売られていること。たとえば『吉野家』でパック寿司コーナーがあるのは別の記事で紹介しましたが、日本の吉野家で寿司は見かけないのにアメリカではある、というのはいかに現地で寿司の需要が高いかを物語っているといえるのではないでしょうか。


また、チェルシー・マーケット内にある『The Lobster Place』でも、売り場の一角が寿司コーナーになっていて、寿司職人たちが寿司を握っていて直接オーダーもできる。ズラリと並ぶ寿司パックは、日本での一般的な寿司とは異なり、アボガドや野菜、ケチャップなどを使っていて一見“邪道”にも思えなくもなく。試しにアボガドとマグロの巻きずしを食べてみると意外と美味しく、すし飯の味もしっかりしていたので「NY風寿司」として日本でも逆輸入もあり、ではなかと個人的には感じました。

さらに、ニューヨークに多数の店舗があるドラッグストア『DUANEreade』の8番街とW52丁目の角にあるお店の中に最近、寿司カウンターが登場。“Spicy Tuna Roll”(わさび入り鉄火巻)”Shrimp Sushi and California Roll”(海老握り&カリフォルニア巻)などのラインナップで、他のデリ惣菜とともに新鮮な寿司が買えるようになっていました。

いずれも価格的にそれほど高くなく手に入ります。アメリカで食べるちょっと変わった寿司というのもなかなか味わい深いものがありますよ。

DUANEreade Your City. Your Drugstore. 40 Wall Street.

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