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ミュージシャンであり、文筆家であり、映像ディレクターでもある星野源が主演する舞台「テキサス-TEXAS-」が3月17日(土)にスタートした。
この開幕に先立ち、開幕前日の公開稽古の模様を取材してきた。

−「笑えねえよ!めちゃくちゃヘビーな現実だよ!」6年ぶりに帰ってきた故郷は何もかも違っていた−
「テキサス」だけに、本格的西部劇?いや、舞台は日本の片田舎、予測不能、切な哀しいバイオレンス・エンターテインメント演劇!!だそうだ。
2001年に長塚圭史作・演出で上演された後、フジテレビ「演技者」ではドラマ化もされたという伝説のこの作品が河原雅彦の演出で蘇ったのだ。主演は多岐にわたって大活躍中の星野源。今回が初主演というから前評判、期待値も当然高い。

さてさて、この伝説の舞台がいったいどう仕上がっているのか?

作品に向けて、長塚、河原、星野からのコメントは以下の通り。
長塚圭史
「11年前のあの『テキサス』が幕を開けるというのがいまだに信じられません。大掛かりな嘘なんじゃないかともおもうのです。本当だとすると、河原さんの手によってあの嘘みたいな荒唐無稽が炸裂してくれるのではないかと。楽しみです。」
河原雅彦
「荒々しい青春時代に長塚圭史君とコラボしたこの思い入れ深い作品を、魅力的なキャスト陣とともにさらに荒々しく再演することが出来て感無量であります。のほほんとした日本のどこかの片田舎が舞台なのに、全編漂うヒリヒリとした危険な空気はまごうことなきウエスタン風味。2012年版NEWテキサス、今回もかなーりキテます。乞うご期待!」
星野源
「ものすごく奇妙なお話ですが、何も考えずに楽しんでいただけると思います。笑ったり怖がったり面白く過ごしていただければ幸いです。2時間出ずっぱりなので、うんこ漏らさないかだけが心配です。」

ますますハードルが上がった状態で観劇してみた・・・。

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長塚作品らしい、シュールかつ、豊富な笑いを交えつつ、いろいろな人間模様(キャラクターショー?)が展開されるストーリー。星野源を始めとする、安定感バリバリの個性派キャスト達の演技に心奪われ、そしてぶっ飛んだ、まさに本領発揮ともいうべき派手目の河原演出も見られる、一粒で何度もオイシイ作品となっていた。手に汗、目には笑いで涙、怒濤の如く過ぎていく、あっという間の2時間。特に衝撃的な展開を見せる後半は、"まばたき"すら忘れるほどだ。

何も考えずに楽しめる、ちょっと奇妙な「テキサス-TEXAS-」東京公演は4月8日(日)まで!
是非ともご覧頂きたい!

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「テキサス-TEXAS-」
2012年3月17日(土)〜4月8日(日)  @渋谷パルコ劇場
作・長塚圭史 演出・河原雅彦
出演・星野 源、木南晴夏、野波麻帆、岡田義徳、福田転球、政岡泰志、伊達 暁、吉本菜穂子、山岸門人、湯澤幸一郎、河原雅彦/高橋和也、松澤一之
詳細はオフィシャルサイト
http://www.parco-play.com/web/page/information/texas/


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