大阪の街を火災から守るため、新たなヒーローキャラクターが誕生した。そのキャラとは、未来からのレスキュー隊員『セイバーミライ』。今回『トミカ』でおなじみのタカラトミーと大阪市消防局がタッグを組み、セイバーミライとともに大阪の防火・防災をPRしていくことになった。
セイバーミライは、23世紀の大阪で活躍する消防局員、という設定。未来からタイムトリップして2010年に大阪のとある災害現場で救出され、自らのおぼろげな記憶が災害を未然に防いだことなどから信頼を得て2012年、正式に大阪市消防局の一員として迎えられることになった。
このセイバーミライの腕には『トミカホイール』のマークが入っており、子どもたちの声援を受けるとパワーが生み出される。胸には大きく大阪市の市章「澪標(みおつくし)」、ベルト部分にも『Osaka』の文字が見られる。通報を受けて特殊な救助現場と判断すると未来から「フューチャー・レスキュー・マシン」を呼び出し、自ら出動して災害現場の指揮や消火活動などを行う。
先日、大阪市の鶴浜岸壁にセイバーミライが登場。大阪市消防局の消防車、消防ヘリコプター、消防艇、そして消防隊員らもそろう中、さまざまなポーズを決めるセイバーミライ。そして、マントに棒をさしたかと思うと、まるで江戸時代に活躍した火消しのごとく『纏(まとい)』を振るパフォーマンスも見せた。
今後、4月に予定されている『任命式』を経て大阪市消防局特災部総合指令センターに配属され、市のさまざまなイベントや幼稚園・小学校を訪問するなどして防災のPRを行うことになっている。
オレンジと青がメインの新ヒーローはカッコよさ満点で、大阪の子どもたちから人気を得るのは間違いないだろう。そして、大阪の街から火災を減らし、市民の防災に対する意識を高めるのにきっと貢献してくれるはずだ。
取材協力:タカラトミー、大阪市消防局
『セイバーミライ』WEBサイト(4月19日開設予定)
(Written by Aki Shikama)