先日、総務省が発表した餃子の2011年の年間購入額において、B級グルメ「浜松餃子」で知られる静岡・浜松市が全国1位となったことが話題になった。これまで餃子で全国トップといえば「餃子日本一の街」を掲げる栃木・宇都宮市が有名だが、東日本大震災の影響で伸び悩み、15年ぶりに首位から陥落した。

『浜松餃子VS宇都宮餃子』の全国トップ争い、今後の展開が気になるところだが、それ以外の地域でも最近、ご当地餃子が続々と登場し、人気を集めている。その1つが、岡山・津山市の「津山餃子」だ。

津山のB級グルメといえば「津山ホルモンうどん」が、すでに全国区の知名度を誇る。昨年11月に開催されたB級グルメの祭典「B−1グランプリin姫路」でもシルバーグランプリ(2位)に輝いた。そして、その津山ホルモンうどんに続くご当地グルメの1つとして2010年秋に企画・開発されデビューしたのが津山餃子だった。

津山餃子は、餃子の皮を津山産小麦「ふくほのか」で作り、津山エリアの特産品の具で包んでいるのが特徴。その具は、中華、和風、イタリアン、さらにスイーツとさまざまで、もちろん津山エリア、国産の食材にこだわっている。

まず、中華タイプの津山餃子を食べてみると、皮のもっちり感はもちろん、具の新鮮かつ歯ごたえがしっかりしていて「これは美味しい!」と直感。また、餃子の皮を使ったスイーツ「餃子パイタルト」なるものもあり、皮のふわっとした食感に津山産ピオーネのシロップ漬けがびっくりするほどマッチして何個も食べられそうだった。


津山餃子の新商品は続々と登場していて、先の2月には「津山餃子/クレープトルティーヤ」が発売スタート。つやま新産業創出機構の担当者によるとふくほのかの皮のもっちり感、自家製牛乳で作ったジェラートと生クリームが絶品でした」とのこと。

ただの餃子にとどまらない展開を見せる津山餃子。また、津山といえば市内にある津山城(鶴山公園)が桜の名所としても知られる。ぜひ春の行楽シーズン、津山に足を運んでご当地自慢のB級グルメを堪能してみてはいかが?



取材協力・画像提供:つやま新産業創出機構

津山餃子オフィシャルブログ


(Written by Aki Shikama)


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