心身をリラックスさせる「お香」がブームになって久しい。もとは『アロマテラピー線香』と呼ばれ、ラベンダーやカモミールなどのハーブと線香がコラボレーションしたのが最初といわれる。従来の線香とは異なるさわやかで芳しい香りなどが人気となった。
「線香発祥の地」として知られる大阪・堺で、創業280年あまりの歴史を持つ老舗・奥野晴明堂は、今も一般的な線香とともに、アイデアや工夫をこらしたさまざまな線香を次々と発売している。
まず、血液型別に4種類の香りを用意した『幸せを呼ぶお香』。たとえば、O型だと『パリの薔薇』、A型だと『ピンクの誘惑』といったキャッチフレーズつき、小さな筒状の容器に線香が入っている。気になるあの人へ、ちょっと変わり種なプレゼントとしていかが?
また、同じ堺にあるプール学院大学・プール学院短期大学部と産学連携して開発したのが『初恋の香り』だ。「やまとなでし香 CO.,LTD」として学生が代表取締役、営業部長、企画部長などを務め、椿(つばき)やラベンダーなどの線香を企画。『この香りとともに初恋を思い出しませんか?』というキャッチがいかにも女子学生らしく、かわいいパッケージデザインに木箱に入っているのもなかなかおしゃれ。
そして、もうすぐ5月といえば「母の日」向けに『カーネーション』もオススメだ。母の日は1907年、米国・ウエストバージニア州のアンナ・ジャービスが母への感謝の気持として亡き母が好きだった白いカーネーションを贈ったのがはじまり。奥野晴明堂では、ほのかにカーネーションの香りが漂う線香を開発し、煙がやや少なめなのも特徴という。
ほかにも、OSK日本歌劇団のスター・高世麻央さんとコラボレーションした香りいい線香、子どもや煙が苦手な人に配慮した微煙・無香の『ZERO』、漢方生薬と「酒」を配合したマイルドな香りの『お香酒(おこうざけ)』、堺にゆかりある茶人・千利休にちなんだお茶の香りがする『茶香 利休茶』など、ごく一般的な線香のイメージとはガラリと違うラインナップがそろう。
線香発祥の地から、どんどん進化するアロマテラピー線香。幸せになりたい、初恋の気持ちを思い出したい、お酒の香りを楽しみたい・・・ぜひ自分ピッタリの線香が見つかるはず。サプライズなプレゼントとしてもオススメ!
取材協力:奥野晴明堂
(Written by Aki Shikama)
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