麗水万博のパビリオンをすべて回ろうとしたら、少なくとも3〜4日もしくは1週間はかかる。万博会場を訪れてそれだけの期間も滞在できる人はまれなはず。たとえば、たった1日で万博会場をピンポイントで回る場合のオススメなルートを紹介する。

まず、今回の万博のメインである「アクアリウム」「テーマ館」「韓国館」の3つは必須。

アクアリウムには、シロイルカやバイカルアザラシなど海の動物を見ることができ、韓国初という360度観覧可能なドーム型水槽はぜひ体験してほしい。ピラニアなどアマゾンの熱帯雨林を再現したコーナーもおもしろかった。アクアリウムは事前予約が可能だが、列に並んでからも入場するまで30分〜1時間はかかることがあるのでご覚悟を。

テーマ館は、韓国で初めて海の上に建てられた建造物で曲線美のデザインが見もの。館内では、少年とジュゴンとの人類と海の交流を描く映像が見られる。事前予約もでき、タイミングが良ければほぼ待ち時間なしで入場できることも。

そして、地元の韓国館は大きく2つのコーナーにわかれ、1号館では、映像とパフォーマンスで海と向きあった太古から現在までの韓国の人々を表現し、2号館では、360度サークルビジョンでダイナミックな韓国の現在から未来を紹介する。ただ映像を見るだけでなく、スタッフと一緒に踊ったり、床に座ったり寝転んだりして見るのも特徴だ。この韓国館も上の2つ同様、整理券システムを採用。

以上の3つのパビリオンでほぼ午前中いっぱいかかる。では、午後からはというと、日本館をはじめとした国際館めぐり、韓国企業のパビリオンめぐりのほか、人気の「海洋ロボット館」、さらに高さ55mのセメントサイロをユニークな芸術作品に再生した「スカイタワー」からは、万博会場が一望できる。もちろん、噴水ショーや海上ショー、夜まで万博に入場しているなら、The-Big Oでのニューメディアショーも忘れずに。


2012 麗水世界博覧会 公式ホームページ(日本語)
※2012麗水世界博覧会組織委員会の許可を得て取材、撮影しています。


(Written by Aki Shikama)


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