万博の開幕直後から、予想入場者が大幅に下回っている報道が伝えられた。実際、開幕2日目にして「なんだか万博、空いてるな・・・」と現地で感じたのも事実。だが一方で、ソウルと麗水エキスポを結ぶKTX(韓国版新幹線)の予約がほぼ埋まっていたり、週末には事前予約を受け付けている展示施設でその予約が殺到したりしているという。

いくら空いている日であっても、人気のパビリオンでは長い行列になる。「あまり行列に並びたくない」人、またひと通りメインのパビリオンを回った人向けに、ちょっと穴場的な見どころを紹介する。

まず、万博会場のいたるところで、路上パフォーマンスがよく目についた。観客と一体になれるこのパフォーマンス、実は韓国では新人アマチュアの登竜門となっているという。中には、日本の路上ではなかなか見られないものもあり、見ていて飽きることがない。

また、100以上ある国際館の中で、記者が最も気に入ったのが「デンマーク館」。デンマークといえば「レゴ」の国であり、館内にはそのレゴで作られた海や魚などの作品が並んでいる。出口付近には「WATER BAR」もあり、本場デンマークのバーメニューが気軽に味わえる。

一方、現代自動車館の前では、ロボットとダンサーによるパフォーマンスが繰り広げられていた。身近にロボットを見ることもでき、ロボット好きにはたまらない。一緒に写真を撮ることもできる。

さらに、韓国発の検索エンジン「NAVER」とチャット機能「LINE」のブースも。段ボール箱をかたどったパビリオンでエコをアピールしており、中ではNAVERやLINEの環境への取り組みも紹介。そして、無料で利用できるWi-Fiスポットはもちろん、スマートフォンが充電できるスポットにもなっていて、もしバッテリー切れのピンチならより利用価値は高い。 

その他、週末には人気K-POPスターのライブが行われたり、万博期間中は参加する国の「ナショナルデー」や国際機関や企業などの「スペシャルデー」があったり。太陽光や風力、波力などの再生可能なエネルギーを利用したアトラクションが体験できる「エネルギーパーク」は、歩きまわった後の休憩スポットとしてもオススメだ。

2012 麗水世界博覧会 公式ホームページ(日本語)

※2012麗水世界博覧会組織委員会の許可を得て取材、撮影しています。
※記事の情報は取材時のものです。

(Written by Aki Shikama)


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