屋台グルメが名物の韓国では、たい焼きならぬ「プンオッパン」をよく見かけます。直訳すると“フナ焼き”。見た目は日本のたい焼きより小ぶりで、皮がパリッと中にあんが入っているのは同じです。
一方、日本式たい焼きが最近、韓国でどんどん“普及”しているように感じます。典型的なのが、たい焼きカフェ『AZABU』。ソウル市内だと、狎鴎亭(アックジョン)や新村(シンチョン)などに店舗があります。
AZABUは一見、おしゃれなカフェ風でインテリアもとてもかわいい。日本でよく見かけるたい焼き器で注文してから焼いてくれるので、待ち時間10分ほどかかることも。味は、小豆やサツマイモ、カスタード、ブルーベリー&クリームチーズなど、日本ではちょっと珍しいメニューも。この日、朝のモーニングセット(3500ウォン)を注文すると、たい焼き1個とアメリカンコーヒーがセットでした。ちなみに、緑茶はメニューになく、やや残念。
肝心の味はというと、皮がモチモチ感たっぷりで、あんもあっさり目で予想よりも美味しかったです。なにより、おしゃれなお皿にたい焼きが載り、コーヒーと一緒に食べるということ自体、日本人にとっては新鮮かと。しかも店のまわりに名門女子大があったせいか、若い女性たちが皆、コーヒーやフラペチーノなどを片手にたい焼きをほおばる姿に、日本と韓国の文化の“差”を感じました。
また、たい焼きをカフェだけでなく、コンビニエンスストアのテイクアウト窓口でも見かけました。こちらも屋台というより、クレープ屋に近い雰囲気。やはりドリンクはコーヒーとセットのようで、たい焼き1個2000ウォン。屋台のプンオッパンが4個で1000ウォンあたりから売っていると比べると価格は高めでした。
※1000ウォン=約66円(2012年6月1日)
※2012年5月現在
AZABU CAFE (韓国名「Dナ隻ス」サイトは韓国語)
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