山のトイレ事情は深刻である。
「高冷地の為汚物は分解されません。トイレットペーパーは便器に捨てずに外付けの箱の中に捨てるべし。」
「分解されない汚物は貯まるとヘリで下界に降ろします。お金がかかるので宿泊者以外は使用料100円を払うべし。」
「山では水も貴重な資源です。水洗トイレじゃなくても我が儘を言わず平然と構えるべし!」
山のトイレにはアンモニアの刺激臭で眼を開けていられないほどの強者もいる。昨今の山ブームに於いて汲み取り式のトイレなんぞ使ったことのない山ガール達にとっても悩みのタネの一つであろう。山オンナのトイレシュランとは、筆者である山暦5年目の「あたい」が訪れた山に設置されているトイレについて11段階評価で☆を付けていく一大プロジェクトなのである!


「山と便器」第十九回
【合戦小屋のトイレ】
評価:なし
使用日:2008年6月28日、2011年11月5日

中房温泉から燕岳に登るルート上にある休憩ができる小屋、合戦小屋(かっせんごや)。
合戦小屋のトイレはまぁ至って普通の山小屋に併設するトイレという感じだろうか。
トイレットペーパーはなく、トイレに入ってから「あ、紙がない」と気付いて荷物までティッシュペーパーを取りに行くこともしばしば。
使用済みの紙もトイレ内にある箱の中に捨てるし、肌寒い季節にしか行った事がないせいか虫はいなかったが、もう少し暖かければ虫もいるかもしれない。
2008年に寝不足のまま燕岳に登ったせいか高山病になり、昼休憩で合戦小屋で食べた山菜うどんを、まだ雪の残る燕山荘のテント場でリバースしたというのもいい思い出である。


トイレットペーパーなし。 0点
扉の鍵が壊れていない。 1点
便器が汚れていない。 1点
虫がいない 1点
山のトイレの基本を超越していない 0点
トイレに対しての工夫がない 0点
やや臭う 0点

計3点

いや〜トイレって、本当にいいものですね。

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