京都で最も夏にピッタリの観光スポットとしておすすめなのが、貴船神社。貴船は昔から“京の奥座敷”といわれ、蒸し暑い京都市内から叡山電車に乗って行くと、あざやかな緑に囲まれ、ひんやりした風が心地いい場所だ。

貴船神社は、水の神様をまつることで知られる。貴船川の清流沿いを歩き、朱塗りの灯籠が並ぶ石段を上がると、社殿のある本宮の境内に到着。縁結び、家内安全、商売繁盛、厄除祈願、消防の神様・・・などにご利益ある神社だが、特に有名なのが“縁結び”。

平安時代、女流作家として知られた和泉式部がこの貴船神社に参拝して恋が叶ったことなどに由来するという。そのためか、カップルや女子グループの参拝者がやや多いように感じた。

この貴船神社でぜひチャレンジして欲しいのが「水占みくじ」(200円)。白紙のおみくじを境内にあるご神水に浸すと、なんと文字がどんどん浮かび上がってきた。結果は“末吉”。なんとも微妙な内容が書かれてあったが、水からおみくじを取り出してしばらく経つと乾いてきて、また文字が見えなくなってきて驚いた。

まるで、水の神様のお告げを受けたかのような、不思議な体験ができる貴船神社の水占みくじ。となりで、その結果に一喜一憂するカップル、女性たちが盛り上がっていた。

ほかに、貴船神社には和泉式部がお参りして願いが叶い、不和となった夫と復縁できたという結社、一方、寺社でおなじみの「絵馬」も、実はこの貴船神社が発祥だ。古来から“雨乞いの神社”として名高く、歴代天皇が日照りに黒馬、長雨に白馬または赤馬を献上して祈願していたのが、のちに生き馬に換えて馬形の板に色をつけた「板立馬」を奉納するようになったと伝わる。あの源義経が源氏再興を祈った言い伝えも残る。

見どころ多い京都の貴船神社。ぜひこの夏、避暑も兼ねて訪れてみてはいかがだろうか。


貴船神社


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