磯貝サイモンというシンガーソングライターをご存じだろうか?
「君はゆける」というシングルでメジャーデビューして5年が経つが、正直、まだお茶の間レベルの知名度とは言えないアーティストである。が、彼が生み出した"オト"は必ず耳にしたことがあるはずだ。特に昨年後半、テレビから彼の"オト"がたくさん流れていた。
「♪届けこの想いを 夜空は君への滑走路・・・」香里奈出演のニッセンCMソング、若干17歳のKyleeが歌う「Crazy For You」や「♪Stay with me ずっと一緒にいて 冬の魔法でそっと温めて・・・」KARAの「ウィンターマジック」、「♪やっとみつけた気がしたんだ たったひとりの味方・・・」有線大賞を受賞したふくい舞が歌う、昼ドラ「花嫁のれん」の主題歌「たったひとりの味方」。タイトルまでは分からなくとも、曲を聴けばピンと来るヒットソングのオンパレード、である。
楽曲のクオリティもさることながら、今年完全復活を果たしたJUN SKY WALKER(S)、ゆずのサポートとして、またナオト・インティライミのシングル「愛してた」のカップリング「ボクハキミガ」の作詞を共作するなど、その才能はミュージシャンからの信頼も厚い。
そんな磯貝サイモンは今年デビュー5周年を迎え、自身としても勝負の年と見据え、初の全国ツアーを進行中。現在までに10都道府県でのライブが終了した。そしてこの5周年ツアーの合間を縫って今月、8/10から『welcome to my SUMMER PARTY!!』というタイトルの初のバンド編成ワンマンツアーを東名阪・静岡で行うという。
夏ツアー直前の多忙の中、この話題のアーティスト・磯貝サイモンを直撃し、話を聞いた。
−まずはデビュー5周年、おめでとうございます!
ありがとうございます!
−この5年でミュージシャンとして一番成長したところはどこですか?
曲を作るスピードですかね。デビュー当時と比べると断然早くなりました!
あとはいろんなことに挑戦するようになったかな。
−例えばどんな挑戦ですか?
いろんな曲調を作るようになりました。以前は枠から抜けられないというか、自分が出来ることしかやらなかったんですね。それが、自然と求められるようになって、枠に囚われなくなりましたね。
でも、挑戦しすぎて悩んだりしましたが(笑)。
−では今後チャレンジ、いやコラボしてみたいアーティストはいますか?
好きなアーティストは沢山いますが、誰にってのは恐れ多くて思いつきません。
強いて言えば、女性シンガーなら誰でもいいです(笑)。
−KARA、Kylee、ふくい舞と女性が多いですよね。で、また女性シンガーっていうのはなぜですか?
女性の方に書く方が自分で歌うのとキーが違うし、今まで自分になかったものを出しやすいんです。だから面白いし、いろんなことを発見出来る。自分自身のシンガーとしての活動がメインなので、誰かに曲を提供するなら、自分では歌わないだろうなという、いつもとは違うことをやりたいですね。
−さて現在、5周年記念ツアー「5th Anniversary Circuit」の途中ですが、手応えは?
この5年間、全国を回ることはほとんど無くて、各地に僕の音楽を楽しみにして下さってる方がどれだけいるかわからなかったので、最初は心配でした。でもツアーをやってみて集まって下さるファンの皆さんがいて、その方々に音を届けられるっていうのは正直楽しいですね。
これぞミュージシャン冥利に尽きます!
−まもなく初のバンドツアーが始まりますが、どんな感じのライブになりそうですか?
タイトルの通り、SUMMER PARTY!!な感じになればと思ってます。いつもは一人で回ることが多いので、バンドメンバーと楽しく、旅行気分で行けたらいいなと。我々のワクワク感や楽しさが伝わるようなライブになれば成功だと思います。
−ズバリSUMMER PARTY!!の楽しみ方を教えて下さい!
ライブはとにかく手拍子がキモです!
手拍子をお願いしたい曲がいっぱいあるので、手の皮を厚くして来て下さい(笑)
もちろんバラードもやりますよ。
いろんな磯貝サイモンを見せたいなと思ってます。
皆さんが来てくれないと幕が開きませんから(笑)、是非遊びに来てください!
−最後に今後の磯貝サイモンはどこに向かっていくのですか?
ラスベガス!ウソです。
今年はhitorideCDというライブ会場限定販売のCDをいっぱいリリースしました。
この勢いに乗ってアーティストとしての階段を1段昇りたいですね。
そして、聞いてくれる皆さんと気持ちを共有できるような曲を歌っていきたいです。
一生歌い続けたいと思ってます。
今年6月、JUN SKY WALKER(S)の全国ツアー、そして椎名慶治の全国ツアーに同行し、「ライブの楽しみ方、楽しませ方をたくさん吸収出来た!」という磯貝サイモンのSUMMER PARTYはとにかく暑いライブになることは必至だ。
今後が注目されるアーティストだけに、この夏、なる早でチェックしておくべきだろう。
『welcome to my SUMMER PARTY!!』ツアースケジュール
8/10 大阪・あべのROCK TOWN
8/11 名古屋・今池TOKUZO
8/12 静岡・浜松窓枠
8/24 東京・SHIBUYA BOXX
磯貝サイモン オフィシャルサイト
http://isogaisimon.net/top/
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