世界には様々な国があり、様々な人たちがいる。我々日本人にとっては当たり前のことが、ある国の人から見たらとんでもなく非常識・・・なんてことは結構あるようだ。
これは人類にとっての永遠のテーマ“エロ”に関しても同じなのだという。日本人男性が「これはエロい・・・」と思うことが、ある国の女性にとってはそうでもなかったり、逆に日本人女性にとっては当たり前のことが、ある国の男性を興奮の坩堝(るつぼ)に突き落とす・・・なんてこともあるみたいなのだ。

今日はその一例を見てみよう。

●インドのエロ本は、なんか学術的・・・
インドのエロ本は「カーマスートラ」または、「フォトグラフィック オブ カーマスートラ」というタイトルが付けられ、インド古来の性技術が書かれているという肩書きで販売している。お国柄ただのエロ本を販売することは出来ないが、このようなタイトルを付け、伝統を受け継ぐ学術的な感じにすれば販売が許される。

●イランでは「ヘジャブ(髪を覆うかぶり物)から前髪を出すとエロい」 
イスラム教国のイランでは、毎夏の恒例行事として、女性のヘジャブ(かぶりものの総称)着用を徹底する警察の取り締まりがある。近年、都市部の若い女性たちの間ではヘジャブの一種、スカーフから前髪を出す傾向が強まり、髪の露出度は増している。

首都テヘランは夏になると連日、気温35度前後の暑さ。しかし、外国人を含むすべての女性は、髪を隠すヘジャブと肌を覆う長袖コートの着用を義務づけられている。保守系の宗教指導者らは、髪や肌の露出を増やす女性たちを「男性を惑わし、家族を破壊する反イスラム的な存在」と批判する。テヘランでは主要な交差点で女性警察官が通行人の女性をチェックしている。ただ、近年は前髪の露出や体の線がわかる「不適切」なファッションは珍しくない。

そうした全員の取り締まりは不可能で、警察は一部を摘発するのが精いっぱい。しかもその基準はあいまいだ。現場では「なぜ私だけ?」と反発する声が相次いでいる。摘発されれば4000円程度の罰金。歯向かえば最高2カ月の禁錮刑もあり得るという。

●ミクロネシアでは「女性のトップレスはOKだが、太もも見せはNG!」
裸体があたりまえの社会で生活している女性は、乳房を露出していることには恥ずかしさを感じない。ヌーディスト・ビーチでヌーディストに囲まれると、水着をつけている方が不自然に感じられるそうだが、それと似ている。オセアニアのほとんどの島の女性は、マリアナやメラネシアのように、ほぼ全裸に近かったものから、ヤップやポリネシアのように、腰ミノや樹皮布などで下半身を覆うだけなど、伝統的に胸を覆っていなかった。熱帯圏からはずれるニュージーランドでも、寒い冬にケープをはおるくらいであった。

では、オセアニアの人々には、裸体に対する羞恥心はなかったのであろうか。オセアニアの女性が恥ずかしさを感じる部位は確かに存在した。たとえば、ミクロネシアのヤップ島の女性は、ウエストから足首まで届く、ボリュームのある腰ミノを日常的に身につけていた。当然、腰から太腿にかけては常におおわれ、男性の目にふれることがない。そのため彼女たちは、太ももを人目にさらすことに強い羞恥を感じる。逆に男たちにしてみれば、普段露出されている乳房を見てもなにも感じないが、太ももがちらっとでも見えると、落ちつきを失う。近年はヤップも観光化が進み、アメリカや日本からの女性観光客が、太もももあらわなビキニ姿で島内を闊歩(かっぽ)することもある。これはヤップの男たちにとっては大変刺激的な光景であるが、女たちには耐えられない事だという。腰ミノが姿を消し、ワンピースがそれにとって変わった現在でも、この古くからの感覚はなくなっていないようだ。

「ところ変われば “エロ”も変わる」
こんな名言を残し、締めさせていただきます。

(written by ちゃかし)


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