「高冷地の為汚物は分解されません。トイレットペーパーは便器に捨てずに外付けの箱の中に捨てるべし。」
「分解されない汚物は貯まるとヘリで下界に降ろします。お金がかかるので宿泊者以外は使用料100円を払うべし。」
「山では水も貴重な資源です。水洗トイレじゃなくても我が儘を言わず平然と構えるべし!」
山のトイレにはアンモニアの刺激臭で眼を開けていられないほどの強者もいる。昨今の山ブームに於いて汲み取り式のトイレなんぞ使ったことのない山ガール達にとっても悩みのタネの一つであろう。山オンナのトイレシュランとは、筆者である山暦5年目の「あたい」が訪れた山に設置されているトイレについて11段階評価で☆を付けていく一大プロジェクトなのである!
「山と便器」第二十二回
【花立山荘のトイレ】
評価:☆
使用日:2012年6月16日
丹沢といえば塔ノ岳(※)。その塔ノ岳への登山道、大倉バス停からの登山口を2時間ばかし登り、その後の急登を1時間ほど登った先にある山小屋が「花立山荘(はなたてさんそう)」である。
この花立山荘は無料では利用できないので、トイレを利用するにも休憩料またはお茶など何かしらの料金を払って使用することになる。休憩する場合のトイレ利用はカギを借りて外にあるトイレを使う。
今回筆者は山荘内のトイレを利用したが、掃除が行き届いており気持よくトイレタイムを過ごす事ができた。
花立山荘から約1時間ほど登れば塔ノ岳の頂上。
塔ノ岳から見える富士山もまたオツな感じである。
☆ トイレットペーパーあり。 1点
☆ 扉の鍵が壊れていない。 1点
☆ 便器が汚れていない。 1点
☆ 虫がいない 1点
☆ 山のトイレの基本を超越していない。 0点
☆ トイレに対しての工夫がない 0点
☆ やや臭う 0点
計4点
いや〜トイレって、本当にいいものですね。
(※)塔ノ岳(1491m)には名物ボッカのチャンプがいる。ホットパンツ姿で30キロもの荷物を背負う彼の姿には一瞬ドキっとするが、会える時と会えない時があるので会えたその日ラッキーな事が起きるにちがいない。