お笑いタレントの鉄拳によるパラパラマンガ「振り子」をご存知だろうか。
2012年3月17日深夜のフジテレビ系「ワンフレーズ」という番組で放送されて以来、ネット上で話題となった。個人によって拡散された複数の動画はどれも高い再生数を記録し、オリジナルの動画だけでも65万件を超える再生数となっている。さらに日本だけでなく、海外にまで話題が及んでいるのだとか。

動画を観てもらうのが早いのだが、内容はある男女の出会いから、山あり谷ありの人生、そして最愛の伴侶の死までのストーリーを、時間の流れを表す時計の振り子に映し出している感動作だ。

誰もが一度は作ってみたことがあるという親近感と、“動画”としては原始的で拙い独特の味が、映像や普通のアニメーションにはない魅力だろう。鉄拳の「振り子」はパラパラマンガの持つ「荒さ」と、決して鮮明には残らない人間の記憶というものの「荒さ」が、見事にマッチしたことで多くの人々を感動させる作品になったのではないだろうか。

そんなパラパラマンガを使って、人生の節目を彩ってくれるサービスが「パラトブック」だ。

パラトブックは自身で撮影した動画を125ページの連続した画像にして、パラパラマンガのように動くフォトブックを作るサービス。動画でなくても連続した静止画像でも作る事ができる。

人生の大切な思い出、例えば、結婚式のフラワーシャワーの笑顔の瞬間、子供のハイハイや歩き始めた頃の動き、また、毎日同じアングルで写真に収めれば、妊娠をして少しずつ大きくなるお腹の様子など、その用途はさまざま。特別な日のプレゼントとして使うのもいいだろう。
対応している動画は携帯電話・デジタルカメラ・ビデオカメラなどどんなものでもOK。もちろん静止画像でも対応可能だ。

価格は12000円から。サイズは、85×148(mm)、厚さは20(mm)とコンパクトなハガキサイズ。
写真を撮るといったら、デジカメや携帯電話のカメラが当たり前になって、「写真」でもない「画像」は全てデータで管理するようになってしまった今、あえて手に取れる「写真」を作ることで、写真に残された思い出がより大切な宝物になるのかもしれない。
 
パラトブック HP